SLPY

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§ 主な登場人形の紹介AAがズレてる場合はこちらへ

             r‐-、_r‐、__
           ,.ィ´:::::::::::::::::::::::::::\              -‐======ミ
        /:::〈 -‐……‐-ミ::::::〈         / ./:::::::::《@》::::::\
    _ /::::::/         ヽ::::\    ./   /:/`^⌒^⌒^⌒^ヾ   真紅(左): 究極少女アリスな第5ドール。特技は死体蹴り。
    〉〃:::::」 i  i  !  i ! i i ',:::::〈       .{/  /,  i    i  ', ',
.   〈:::i|::::〈i |、N\l\/|/l/jハ ハ:::/     .i   くj!〉.∧|\|\/|/i,ハ }〉  水銀燈(右): 第1ドール。自称、最凶の逆十字。
.    iヽ@:::::ト、! ( ^ )   ( ^ ) jイ: _「     |   ,小、{  о     о jイ{           ヴァーチャルユーチューバー罪で逮捕された。
   i  l`Vi| |   (_人_)  ハ|´      |    | i      ─    ハi
   |  |  .| l≧=‐- -‐=≦ | |       |.ト--ヘ. |≧=‐- -‐=≦! /イ
   |  | /ト廴::::f⌒@⌒i::`」_|_      | `Z:::∧{:::::::::{ 薔 }:ヽ`l/:〈


                  ____
            _.. -=ニニニニニニニニニi ;
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      ; .    ___`マニニニニニニニニニニニ! ;
.  ; /  / . -‐   ‐-ミ -───‐-='
   /   ' /: : : : : : : : : : : : : ヽ: : : : : : : : : `ヽ
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   |: : : ,{: : :./:/  |/  \:}: :ノ' \|\_:`ニ=‐ノ ;
   |: : : :'\〈´ ○     ○ jィ゙○     ○ jイ      翠星石(左)&蒼星石(右)
. ; |: : : :.i 「 u   ワ   ノ.u    ワ    ノ:| ;
   |: : : :.| |≧=‐- -‐=≦、l≧=‐- -‐=≦\!        自然派嗜好が嵩じて、チョコやハンバーグに土を混ぜて
. ; |: : : :.| |//:::::::::`7 ̄7⌒〉〈イ>'゙::::::〉.           姉妹達に食べさせていたことが、結菱一葉にばれた結果
    l: : : : L.」':::::::::::::ーz'─r'‐イ ̄``ヽ、::∧ ;         二人揃ってお尻ペンペンされて別室送りにされてしまった。
 ; ,: : : : :./``:::ー-::::::::-‐^'r-'ー─<´-‐ヘ ;      
.; 〈: : : : : {::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::} ; 


                                              /  \ヽ
                                            /     く        ____
                                        _/    _  ヽ    ,  ´
                                          {         ヽ /二フ´
          ,.  '"´「`ヽ ー‐‐- 、                   Lュニニニニゝ 〈_/=-
         /      ',  \    \               < __     ´ ニ L \ _
         /l        ',   \\ r'^^`ヽ              / /   /  ヽ ヽ. \ ヽ.      /
      /  .l     .:.:∧     〈 〈``ヽ.               ∠ イ/ /         ', ',ヽ ー―‐く{
       / .:.:.l    .:.:./  `ヽ:.:.:.:.:.:.:.:〉L 「iリ                /  /      | |  ヽ ヽ ヽ.___ノ
     l  .:.:.:.!   .:.:.:./     `ヽ、:.「_フ彡只                N |! |     //   }  |   \\
     | .:.:.:.:.:.', .:.:.:.:/:::::::::::::::::::::::::::::`ヽ.:L{ }              ヽ l l|   ィ::7!   /  |、 r 、 |ヽ ヽ
     |.:.:.:.:.:.:.:.V::/:::r=z 、::::::::::::::::::::::::::ヽ.:V              / 代1_ ノ:::::r-/ ノ/ / / .∨ヽヽj  \
      ヽ.:.:.:.:.「 `7:::::::::::○:::::::::::::::::::::::::::::!.:/               く /./ ー .:::::::: 弋ソV イ /    \
      ヽ.:.:.:l い ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!/                   く/ミミ ヽ  '    ー彡 j/|       ヽ
        `ヾミヽ、__,      ,    l⌒ヽ                ゝ-ミ \` =   ゝ- 彡リ      イヽ
         l.:/´  ̄]   、_ _    ノ                    \ >― ァ チニ彡  ,  < ル
          ,r ‐〈   __L        , イヽ                   , --く{二 ス ヽ 斗ヘ、_ 彡
      /     V ´ ̄] >=< "´  〉                     /  / /、,ヽ\}} / /   \
     /       `ヽ孑7´1:l l:lノ) ___/、                /   . く_/ l! VV/ /       \
   /          孑7 l.::l l.:l 「孑`ヽ\              /     //  / /〉,  !           ヽ
   〈      .::}   孑.  l.::l l.::|  孑ソ   ',               く      /// ./ // l! l        /
    `ヽ.:. ',  ./    lL. l/ l:::|  孑  l   〉             \     ///  .〈/ l  |          /
       `1   .:/   \L   。  /l  ノ /             〈ヽ  / V      |  `ーr-    へ、
        i   .:.l.:     \L   //  , イ                ヽ / /        |    {       ヽ

金糸雀(左): たくあん臭い

雛苺(右):  カキ氷のシロップが、実はどれも同じ味だという事実を知り
        もはや何も信じられなくなった結果、精神に完全なる闇を宿すに到った第6ドール。



      <三三三|‐-ミ
    ./ @ .>=┘   `
   /三三/ `(      \ \
    /   /  / \ \、 ヽ  .   アリスゲームとか何か怖いので、家でずっとパラッパラッパーやっていた第8ドール。
      i:  /   ` =ミ、
    }     .  =     = ト  }
    } 八 (xwx  (フ  xwノ ,
    乂 ≧-≧=‐- -‐=≦イ
       ⌒.≦ y }! 〈〉:i{K
       ./  ./.}! ∧ :i{ :.
       , _ / ,}!. ∨ :i{ _ j
       {__/∞j{' ./∧ :i{_}
      .(__,ノ∞j{' V / i{ ノ
       { ∞,j{'   o  .i{!
         ーー===='
          }  _{ }  _{
           { '⌒} { '⌒}
           ̄    ̄


  χ ̄~κ@ ̄@^、
  ((从从))((ノ从ノ)i!
  从゚ -$ 从@-゚ 从    薔薇水晶(左): 生えてきたタケノコを地面に押し戻すのが毎朝の日課である槐ドール。
   // )  // )
/ ̄ ̄《 ̄ ̄《 ̄\    雪華綺晶(右): 花吹雪く第7ドール。実体化していると見せかけて、たまにアストラル化している。
| ・ U        |
| |ι          |つ
U||  ̄ ̄ ̄||



§ 桜田ジュンの部屋

真紅「我々はぁーっ! 桜田家における我々の労働環境の改善を要求するゥーッ!」

雛苺「ようきゅうするー!」

ジュン「……」

真紅「我々のー! 我々によるー! 我々のための桜田家の実現を! 我々は要求するゥーーッ!」

雛苺「カイワレをようきゅうするのー!」

ジュン「うーるーさーいー! こんなに近くでメガホン使うな!」

真紅「聞こえてるなら、早く我々の要求に応じなさいよ。ほら、早くしてよ」

雛苺「早くしろなのー」

ジュン「真紅の要求は聞けないが、雛苺の要求には応えよう。はい、オヤツのカイワレ大根」すちゃっ

雛苺「わぁい! やったぜ。なの!」モシャモシャ

真紅「なんで雛苺だけに!? あなた、そんなレイシストだったのジュン!? 失望したわ!」

ジュン「真紅の労働環境の改善とか意味不明すぎる」

真紅「ぐぬぬ…! 使用者側はいつもそうだわ! 労働者のことを何も分かっていない!」

ジュン「大体、いつお前が労働者になったよ。食っちゃ寝のニート&パラサイトのくせに…」

真紅「なんという偏見! なんという傲慢! こう見えて、私が月いくら桜田家に入れていると思っているの!?」

ジュン「えっ? うちにお金くれてたの!?」

真紅「ええ。私は毎月、のりからお小遣いを3千円もらっているわ」

ジュン「…結構、もらってやがるな(僕とほぼ同額じゃねーか)。と言うか、それお金入れる側じゃなくてもらう側…」

真紅「話は最後まで聞きなさい。実は私は、お小遣いは毎月5000兆円ほど欲しいと思っている」

ジュン「はい?」

真紅「それをたった3千円で我慢してあげている。つまり4999兆9999億9999万7000円を桜田家に収めているに等しい」

ジュン「……」

真紅「分かる? この偉大さを。私の桜田家への貢献度の重さを」

ジュン「雛苺? カイワレ美味しいか?」プイッ

雛苺「うぃ。このピリッとした辛さが大人の味なのよね!」モギュモギュ

真紅「ちょっと! 私を無視しないでよ!」

ジュン「やかましい。真紅のガバガバな理論にはつきあいきれないんだよ」

雛苺「真紅はガバガバなの~」

真紅「んなっ!? そんな1パック50円ぐらいのカイワレで、あっさりと寝返ってるんじゃあないわよ雛苺!」

ジュン「真紅もおとなしくカイワレで手を打ってくれないか?」

真紅「なんでよ! 打つわけないでしょッ!」

ジュン「そうか…、本当に残念だ。今ならサービスで真紅の大好物のマヨネーズもつけてやろうと思っていたんだが」

真紅「!?」

ジュン「しょうがない。これも雛苺にやろう。はい」

雛苺「わぁい! カイワレにマヨまで付くなんて! ヒナ、キョウエツシゴクにぞんずるのよーっ! ヒンナヒンナ!」ちゅぱちゅぱ

真紅「ぬぅぅ…!」

雛苺「真紅はそうやって、チャンスを逃し続けていればいいのよね。カイワレもマヨもヒナのものなの」モッチャモッチャ

真紅「ええい! ちょっと翠星石! あなたも何か言いなさいよ! このままじゃ私たちのメーデーが…ッ!」

ジュン「翠星石は数週間前からいないぞ」

真紅「そ、そうだった。薔薇屋敷の厳正懲罰隔離房(ウルトラセキュリティハウスユニット)に入れられてるんだったわ」

雛苺「蒼星石と一緒の悪ふざけが過ぎたのよね…」ウトウト ←(お腹が一杯になって眠くなってる)

ジュン「大自然の息吹を感じるためだと言って、料理にアフリカの土とかをごっそり入れてやがったからな」

真紅「久しぶりに双子が二人とも結菱一葉にお尻ペンペンされたって言ってたわね」

ジュン「そういうわけで今日は真紅の味方になってくれる奴はもう一人もいないぞ」

雛苺「スヤスヤ…zzZ」じょじょわぁ~

ジュン「見ての通り、満腹になった雛苺は熟睡&寝小便だ」

真紅「むむむ! おのれ…! こうなったらッ!!」

ジュン「こうなったら?」

真紅「翠星石を脱獄させざるを得ない! 首と雛苺のパンツを洗って待ってなさい! ジュン!!」すたたたた

ジュン「また、無茶な真似を…」

雛苺「すやぁ…」ジョジョジョジョジョ

ジュン「しかし、こっちは雛苺の寝小便の処理で手一杯。あとは結菱さん家のセキュリティに期待するしかないな」



§ 小一時間後・薔薇屋敷・厳正懲罰隔離房への地下道

真紅「…というわけで、早速だけど潜入完了!」

金糸雀「くっくっく。いくら厳重な薔薇屋敷の地下道とてカナにかかれば、お茶の子さいさい…」

真紅「見直したわ金糸雀。不法侵入を手引きさせたら、あなたの右に出る乙女はいない。凄い。凄いけど、ちょっと引く」

金糸雀「そ、そんな…!? 真紅がどうしてもって言うから協力してあげているのに…」

真紅「それよりも、この地下道の先に翠星石と蒼星石の収監されている独房があるのよね?」

金糸雀「双子が本当にまだ投獄されているかは別として、薔薇屋敷の地下牢はここだけのはずかしら」

真紅「ふぅむ。ともあれ薔薇屋敷の地下にこんな薄気味悪い空間があったとは…」

金糸雀「結菱家の闇は深いかしら。なんか、お化けとか出てきそうで怖いかしら」

真紅「はっはっは。お化けだなんて、そんな非科学的な…」

金糸雀「真紅…! 隠れて! 誰か道の向こうからやって来るみたい! 雇われ看守かお屋敷の黒服かも…!」

真紅「えっ? えっ? こんな狭い一本道でどこに隠れれば…?」

金糸雀「大丈夫! こんなこともあろうかとこの地下道の岩壁の質感にそっくりなテクスチャー大風呂敷を持ってきてるから」

真紅「これで忍者みたいに隠れろって? 即バレでしょ!」

金糸雀「いいから! カナを信じて、ほら急いで。あと、静かにね!」ゴソゴソ

真紅「……」モゾモゾ



二葉(幽霊)「…あれ? 何か物音がしていたけど、気のせいかな」ウロウロ

紅&金(風呂敷裏)「二葉…。最近、見ないと思ったら、彼がここの番人をしていた…?」

二葉(幽霊)「こういう辛気臭いところ嫌いなんだけど、兄さんの頼みだからな。双子の見張りに戻りますか」スタスタ

紅&金(風呂敷裏)「……」



真紅「気づかずに戻ってくれたようね。しかし、こんな子供だましが本当にばれないとは」モゾモゾ

金糸雀「薄暗い地下道だったからかしら。それにこんな単純な方法で隠れているわけがないという盲点ね」

真紅「なるほど。それに二葉の独り言のおかげでこの先に庭師の双子がいることも確定的に明らかになった」

金糸雀「希望と情熱をもって救出作戦を続けられるかしら。でも、この先で二葉が障害になることは避けられないわよ?」

真紅「大丈夫、こんなこともあろうかと清めのお塩を持ってきている」

金糸雀「なんと奇遇な」

真紅「というわけで、先手必勝。二葉を追いかけて後ろから思いっきり塩をぶっかけてやるわ!」スタタタタ

金糸雀「待って真紅! 急に走り出すと、こけちゃうかしら~」



真紅「二葉! 覚悟ーッ!」ぐわっ

二葉「むむっ!? 曲者? というか真紅!? さっきの物音も気のせいではなかったか!」クルッ

真紅「清めのお塩アタック!」ふぁっさー

二葉「グワァアアーーーッ! 体が溶ける!? やめろぉ! 何するぅー!」シュゴォオオ

真紅「いつまでもこの世にしがみついていないで、さっさと成仏しやがれだわ!」

二葉「バカやろぉ! 僕は此岸に居座るぞ! まだまだ未練たっぷりなんだからな!」

真紅「なんとーっ!? 清めのお塩に耐えるとは…!? まずい! 塩がもう無い!」

二葉「この闖入者め! 蒼星石と翠星石を脱獄させはしない…!」

金糸雀「沈黙の鎮魂歌!」♪~♪♪~

二葉「ぎにゃぁああああああああああ!」ブショァアアアアアー

金糸雀「散滅すべし! 二葉!」

二葉「クゥウアアアアァァァァァー…」ぷすぷすぷす

真紅「助かったわ金糸雀。二葉は消滅した。沈黙の鎮魂歌ってゴーストタイプに効果抜群だったのね」

金糸雀「けど、これでもう後には退けなくなったかしら」

真紅「ダイジョブダイジョブ。双子を開放すればなんやかんやで、なし崩し的にハッピーエンドでしょ」

金糸雀「ええ…? なに、その超理論」

真紅「さぁさぁ! まごまごしていると、二葉が復活するから急ぎましょう」

金糸雀「はいはい…かしら。あと、二葉が消えた後に鍵が落ちてたわ。きっとこれが牢屋を開ける鍵ね」

真紅「おっ! ナイス・ドロップアイテム!」



???「…デー…、メー…。こ…ろ」



金糸雀「ん? 真紅、何か言った?」

真紅「だから、急がないと二葉が復活するって…」

金糸雀「そうじゃあなくて、そのあと!」



???「…しろ。メェェェ…エェェ…」



金糸雀「ほら! 聞こえたでしょ! この『メェー』って感じの声! 真紅のじゃあないのね」

真紅「いやぁ、私には何も聞こえなかったわね。私、あなたほど耳が良くないもの」

金糸雀「…そう言えば、この声は蒼星石っぽい感じかしら」

真紅「あらそう? なら、彼女が助けを求めている声じゃない? なおさら急がなくては!」タタタッ

金糸雀「そ、そうね!」タタタッ



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真紅「むうっ! なんだか如何にもな雰囲気の分厚い鉄の扉を発見!」

金糸雀「一目見ただけで分かってしまった。この扉の先は間違いなく汚らしい地下牢…」

真紅「まあ、この扉で地下道は行き止まりだし」

扉の奥「ガンガンガン! ガーンガーンガーン! ガンガンガン!」

真紅「そして向こう側で誰かがリズミカルに扉を叩いている?」

扉の奥「ガンガンガン! ガーンガーンガーン! ガンガンガン!」

金糸雀「このリズムはSOSのモールス信号ね」

真紅「やはり翠星石と蒼星石が助けを求めているに違いないわ! 早く開けなくちゃ!」

扉の奥「メーデー…メーデー…こちらウルトラセキュリティハウスユニット。救難信号…」ボソボソ

金糸雀「うっ…? 何この…扉から漏れ出ている声? 本当に蒼星石達の…?」

扉の奥「ガンガンガン! ガーンガーンガーン! ガンガンガン!」

真紅「ほら急ぎなさいよ金糸雀! さっき拾った鍵で扉を開けなさい」

金糸雀「いや、でもちょっと異常じゃあない? この扉の中からの声…?」

扉の奥「メーデーめーでー、メヘエエエデエエエエ…」

金糸雀「今度は翠星石っぽい声? 双子は二人とも同じ部屋に入れられていた…?」

真紅「両者ともに投獄されたせいでちょっと発狂したんでしょ。これぐらいフツーよフツー。よくある、よくある」

金糸雀「いや、でも…。薔薇乙女にとって長期監禁ぐらい、寝てれば何てことないはずなのに発狂だなんて」

真紅「いいから早く扉を開けなさいってば。開ければ万事解決、状況もハッキリするでしょ」

金糸雀「嫌な予感しかしないけど…。カナも正直、好奇心がツンツン刺激されてきたから開けるかしら」ガチャコン

真紅「いぇーい! オープン・ザ・ドアー!」



                  ,.ィ!Ⅳ|/!、_/ⅣVトn
                    //7弍!≧蒼≦弍ヌ:l!         メヘエエエデエエエエ…!
                     | トl/!戒!lilillili|弍ヌリ.:|       _
                   、弍Yf弍lililiリⅥ:/.:/   、,x:7,。, ヽ
                  \.У`ヾXヌ//|  人/ .rく.翠!    ペロペロペロヒキャキャキャキャ!
                     _(ヾ`ヽ. :∨/.ィ大.x什∧ l__l:!リ
               lV´ .::il::) .\ `¨´ / l ./ Y(_ ィ弍ニソこ二`ヽ
                  /´丶.::::!l;.丶 丶 ノ  ./ ./弍z.、_.У__ノ.::i
               lV: . :.ヾ弌 .:こ二 _, .仁ヌ ,.xく>( ノ _...:.ノ
             Y′:.、. : :.\`ヾ.:_.:ryx.:_.:ノ.リ/l U入 ヾk ´
.              ,:代x。:弍x≦夾y升弋ソ(;_;,;:仗 〉〈  :.) i \_
              /`ヾミ三彡'´ ノ    У/` /ヾ!_人_ノ!`ヾ`ヽ (
          lⅤ!  .::!ミ!三!:| /     //  / ノ!ヽ Y′  \! しx
.      ,、  (::::::j  .::jミト、/!:!.人 _ ノ .し  //.弍 `《\    ∨二>
      _j∧  ):::i/! :.Ⅵ |]:リ′  ′´ ̄ x什.´ ノ `ヾ!.:∧   /`ヾし、
     ∨__/スl::::::ヌ  :.Ⅴ:〈ノ`ー仗_ ノ ノ/′ヾ :∧.: :!   !ryz、 ./
     _j丶l_《弍::::!/i   :!:::::!:.、_ノー ― `ヾ _.ノ/.:リ: ::|  弋リ 弋!>
.      ∨L .,.x午>弍:x ノ:::::j入`ヾ`ー ==ー - .. ,.::イ/.: :j   ∨ (
.      j ヾ ) 〈/  ,x==仭;У \`ヾ`ー≦三≧= ´` ヾ ソ /l)     ∨ l:>
      〈:Y  ヽ:li  /!: :/´`ヾ==z、弋..z、 -= _ , ィ ´ノ ヽ!ノ      \\
      〈`ヾ、f弍_:ノ/!::l!     、ノ:∧`Yくxz、 -= - ,x ´   ./           ̄
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                               弋_:_:_ノ



金糸雀「ギャアーッ! お化け! 怪物! ゾンビ!? いや、スキャグデッド…が出てきたかしら!?」

真紅「何これ!? 何これぇーーーっ!? 双子が合体した化け物!? 翠蒼デッドと名付けましょうか!」

金糸雀「名前なんて今はどうでも! と言うかダメでしょ! 流石にこれ! 翠星石と蒼星石が合体モンスターとか!」

翠蒼デッド「体が動かないィィ…! 体が勝手に動くゥー。なんでなんでナンデナンデ…!」どごごごぁ

金糸雀「に、逃げなきゃ真紅! 襲ってくるわ! …って?」

真紅「スタコラサッサ」ばびゅーん

金糸雀「もう逃げてるー!? ずるいかしら! カナを置いてかないで!」ドヒューン

翠蒼デッド「メーデー…メーデー…こちらウルトラセキュリティハウスユニット! メーデーめーでー」ドタドタドタ

金糸雀「あわわわわわわ! メーデーメーデー言いながら追いかけてきてるゥー!」

真紅「どうやら監禁に耐えかねた二人は生き延びるために合体を試みるも、失敗して知性を失ったようね」

金糸雀「いろいろと無理があるでしょ! その状況判断に、その考察ゥー!! 何で合体とか!?」

真紅「翠星石は過去にジュディカだかマデュリンと合体させられたことがあるじゃない。ほら、そんな感じのノリで」

金糸雀「アレとあのメーデーさんとは全然、状況も見た目も違うかしらー!」

翠蒼デッド「えものがこんなにちかく? すごーい! おいしそーっ!」ドタドタドタ

金糸雀「あんな地下道を塞ぎかねないほどの馬鹿でかい図体してて、意外と足が速い!? 追いつかれそう!」

真紅「図体が大きいと足も長いから、ストロークも深いのでしょう。こっちは基本、短足キャラだし」

金糸雀「あっ、今度の真紅は割とまともな状況判断…って感心してる場合じゃあないッ! 沈黙の鎮魂歌!」♪~

翠蒼デッド「ヒキャキャキャキャ! ヒンナヒンナ! メーデーめーでへへへー!」

金糸雀「カナの魔曲が効かない!? 全然、元気だわ! 追いかけてくるスピードが落ちない!」

真紅「なんでよ! ゴーストやゾンビタイプに特効じゃなかったの!? その曲!」

金糸雀「スキャグデッドは厳密にはゾンビじゃないし、翠星石と蒼星石の合体なら尚更…てことかも」

真紅「むむむぅ…! ならば…」シュタッ

金糸雀「真紅!? 地下道の岩壁を三角蹴りして…」

真紅「うおおおおっーーー!」シュパパパパ

金糸雀「か、壁走り!? 真紅にこんな逞しい芸当が!」

真紅「壁走り! かーらーのー! 鷹爪三角脚ゥー!」どぐしゃあ

翠蒼デッド「あびぃっ!?」ズッテーン

金糸雀「真紅の壁を蹴っての飛び蹴りがクリーンヒット! メーデーさんが尻もちをついたかしら!」

真紅「…いける! このまま真紅ちゃんの連続蹴りで合体ゾンビこと翠蒼デッドを浄化させるしかない!」

金糸雀「蹴りで…浄化…?」

真紅「こんなこともあろうかと! 私は自分の足に、清めの粗塩をすり込んであるのだわ!」

金糸雀「なんと奇遇な(2回目)!」

真紅「ウォオオオー! ローゼン跳躍ハイパー廻し蹴り壁反射スペシャルーッ!」

翠蒼デッド「やーめーてー…、めーてー、めーでー、メェエエエエデヘェエエエ」どっごーん

金糸雀「あっーと! メーデーさん、真紅の蹴りを受けて吹っ飛んだー!」

真紅「まだまだまだまだまだまだまだ! まーだーーーーー!」ドゴドゴドゴ

翠蒼デッド「メ~~~~デ~~~~」

金糸雀「壁蹴りと三角蹴りを繰り返す真紅の追撃にメーデーさん、手も足も出ないー!」

翠蒼デッド「メェ…デヘヘヘヘヘェ…」よろよろ

金糸雀「そしてさっきからカナは、キャプ翼の解説役っぽい感じかしらー!」

真紅「これでトドメよ! 消えなさい! お化けめ! クレセントファイナル真紅キーーーーック!」ずきゅぅ~ん

翠蒼デッド「めぇええええええええ! でぇぇぇぇぇぇたわばっ!?」ブショワ~

金糸雀「真紅の浄化のキックを受けてメーデーさんが光の粒子へと還元されて完全消滅していくわ!」

真紅「決まった…」スタッ

金糸雀「決まった…じゃないわよ真紅! 翠星石と蒼星石を跡形もなく消したらダメじゃないの!」

真紅「マスターとの絆の力さえあれば、微粒子レベルからでも復活できるでしょ。多分」

金糸雀「多分ンンンン~?」

真紅「それになんとなくだけど、今のメーデーさんが庭師の双子の成れの果てだとは考えにくい」

金糸雀「えぇっ!? 今更、さっきの真紅考案の合体ゾンビ説を撤回するのかしら!?」

真紅「…蹴りをくり返していて分かったんだけど、何か蹴り応えが変だったのよ」

金糸雀「蹴り応え~? 何それ?」

真紅「ほら、蹴った感じの相手の硬さというか感触というか、そういうの。どうも人形でも別の無機物でもない感触だった」

金糸雀「じゃあ、何だったって言うのかしら?」

真紅「敢えて言うなら…、植物? 大木の幹とかを蹴っているような感触だったわ」

金糸雀「植物…! ま、まさか!?」

二葉「やられたな。あれは確か…、nのフィールドの不思議植物のホモ・エヌモドキス…だったか?」ヌッ

真紅「げぇっ!? 二葉ッ!」

金糸雀「あわわわわわ! メーデーさんに時間をかけすぎたせいで、二葉が復活したかしら?」

二葉「本当にもう、よく暴れまわってくれたもんだね、君達も」

真紅「塩をぶっかけたことは悪いと思っているわ。でも、私は謝らない! 成り行き上、必要な処置だったから!」

二葉「それはもういい。今は、逃げた蒼星石達を捕まえなくては…。兄さんにどやされる」

金糸雀「逃げた…? 蒼星石達が? どういうこと?」

二葉「まず、あのメーデーさんは真紅が違和感を抱いたように庭師の双子とは全く別の存在だ」

真紅「…やっぱり!」

二葉「ホモ・エヌモドキスという擬人化する植物だ。ただ見た感じ、今回のは原種ではなく蒼星石の手による改良品種っぽいが」

金糸雀「……」

二葉「きっと蒼星石がホモ・エヌモドキスの種を隠し持っていたんだろう。それを隔離房の中で育てあげたんだ」

真紅「な、何のために!?」

金糸雀「ひょっとして、囮…!?」

二葉「そうだ。厳正懲罰隔離房は内側からは蒼星石達の力でも絶対に脱出は不可能」

金糸雀「出るには、外から誰かに開けてもらう必要がある…?」

二葉「あのメーデーさんを育て上げて騒がせて気を引いて、外から僕に扉を開けさせるつもりだったんだろう」

真紅「……」

二葉「君達が扉を開けたのはイレギュラーだったろうが、双子にとっては些細なアクシデントに過ぎなかったはず」

金糸雀「ちょっと待って! じゃあ、翠星石と蒼星石もメーデーさんと一緒に隔離房の中に居た…?」

真紅「全然、気づかなかった…。と言うか、合体ゾンビ登場が目立ちすぎていて双子もまだ牢にいたとか気づけるわけがない」

金糸雀「そして、カナ達とメーデーさんが死闘を繰り広げている隙に、横を悠々と通り抜けて行ったってこと?」

二葉「いいや、こんな狭い地下通路だ。流石にそこまでは無理だろう」

金糸雀「そ、そうよね。メーデーさんがほとんど道を塞いでいたんだから…」

真紅「合体ゾンビより後から地下牢を出たはずの双子が、私達に気づかれずに通り過ぎられるわけがない」

二葉「つまり、双子はまだこの地下道の中に隠れている。それも僕達よりも出入り口側の方ではなく、奥の方の牢屋側だ」

金糸雀「なるほど…かしら」



岩柄の風呂敷「……」ススススス



真紅「…? あら? 金糸雀あなた、ひょっとして風呂敷を落としたりした?」

金糸雀「え? あれ? 無い! 本当だわ。逃げてる最中に落としたのかも…」

真紅「じゃあ、あそこに落ちているのがその風呂敷よね…? だけど、少しずつ動いていってる」



岩柄の風呂敷「……」ススススス



二葉「よ、よく気づいたね真紅。完全に地下道の景色と同化しているのに」

真紅「今回は、既に同じ物を私達が使ったからね」

金糸雀「あれはカナの風呂敷に間違いないわ。それに風も吹いていないのに出口側に向かって動いている…!?」

真紅「…ということは?」

二葉「…ということは!」



翠&蒼(風呂敷裏)「…はよせな!」コソコソ



この後、双子は当然のように二葉に捕縛され懲罰房に送り戻されることとなった。
当初は彼女達を助けるつもり満々でやって来た真紅と金糸雀であったが…
メーデーさん騒ぎのせいで、双子を助けたいという気持ちがもう1ミリもわいてこないのであった。



ローゼンメーデー 『完』



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2018/05/02 00:17:20 コメント14 ユーザータグ ローゼンメイデン

コメント

※140938No name:2018/05/02 00:27:59
今回の真紅とカナはだいぶ正統派の活躍をしたように思える。たとえ動機がろくでもなくても…
※140939No name:2018/05/02 00:29:12
真紅とカナのペアも中々良いなぁ、基本的に優秀なカナと困ったらゴリ押しパワータイプの真紅は単純に相性がいいのか。
しかし翠と蒼は……見てらんねえぜ……
※140942No name:2018/05/02 10:09:12
起て飢えたる者よ 今ぞ日は近し
※140943No name:2018/05/02 10:45:12
究極完全体少女アリスであるはずの真紅ちゃんがガヴァガヴァなんて失望しました。
水銀燈のファンになります。

とか思ってた矢先のメ~~デェ~~さんの登場でワロタ
あれ、この声・・・・クイーンゼノビアかな? バイオかな? リベレーションズかな?
とか思ってたらまさかのアイエエエ!? メーデー=サン!? メーデー=サンナンデ!?案件。
※140944No name:2018/05/02 14:09:13
タイトルから紹介からいきなり笑かしてもらったw

しかし翠ともどもこんな蒼はあまり無い 風呂敷はぎ取ってねっとり凝視してみたい…
※140945No name:2018/05/02 14:21:11
蒼い子も頭のゼンマイ巻いてもらおう
※140948No name:2018/05/02 16:02:09
メーデーメーデーSOS!
※140949No name:2018/05/02 16:39:43
三つの心が一つになったかと思った
※140950No name:2018/05/02 16:51:40
第8ドールさんの名前が紹介されてませんねえ。
なんでもしてもらわないといけないところですが、ゴールデンカムイの片鱗が感じられたのでもう満足。
※140952No name:2018/05/02 21:37:42
修正後
たくあん臭い(左)
※140962No name:2018/05/03 15:17:50
年単位で箱に籠もる場合もある人形なら数週間の拘束なんてうたた寝みたいな感覚でしょ
おしりペンペンは堪えるかもしれないけど
※140963No name:2018/05/03 16:34:35
脱獄回と思ったらホラーめいたクリーチャー回とか予想の斜め上すぎる
失禁して睡眠中の美少女の後始末とか猥褻すぎますね
※140984No name:2018/05/06 11:44:54
ダンボールを使えばよかったと思います(小並感)
※141105No name:2018/05/15 21:51:57
桃の御姉様に宿った闇が全てを食い尽くす展開まで予想したのに

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