- § 主な登場人物の紹介(AAがクッソ汚い場合はこちらへ)
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_.. -=ニニニニニニニニニi
. ∠ニ> '"´ _____|__ ___ 蒼星石(左): 我が道を往き趣味にひた走る第4ドール。
.〈ニ/_ -=ニニニニニニニニニニニニ!/___ .
>'ニニニニニニ=-────-∠ -‐ ‐-ミ 、 \ 翠星石(右): 蒼星石と協力し、念願のレストランを薔薇屋敷に開店。
. <ニニニ/´: : : : : : : : : : : :〈: : : : : : : : : : : : : :ヽヽ \. 姉妹達やジュンを招待した第3ドール。
`¨7´: :/: : : :/:.:∧: : |: : 、:ヽ: :/|: : ∧: : ',: : :.i }__\
{: : : : : : :// \|\_ `ニ=‐ |/ \:}: :.:ノ/: : :|
. ‘, : i: : : :i. i⌒! _ i⌒!| = _ = /ィ´ ': : : :|
. }从: : : |xwx (_ソ .xw|wx. ヽ_) xwx.| i: : : :.|
`ヽ{≧=‐- -‐=介=‐- -‐=≦| |: : : :.|
//::::::::::::/` ̄ ̄i'ヽ小._〉 }}:::| |: : : :.|
{':::::::::::::イ=r‐-、__ノノ.」_j___}}、:L.」: : : :.|
r‐-、_r‐、__
,.ィ´:::::::::::::::::::::::::::\ -‐======ミ
/:::〈 -‐……‐-ミ::::::〈 / ./:::::::::《@》::::::\
_ /::::::/ ヽ::::\ ./ /:/`^⌒^⌒^⌒^ヾ 真紅(左): 第5ドール。とびっきりのクソ乙女。
〉〃:::::」 i i ! i ! i i ',:::::〈 .{/ /, i i ', ',
. 〈:::i|::::〈i |、N\l\/|/l/jハ ハ:::/ .i くj!〉.∧|\|\/|/i,ハ }〉 水銀燈(右): 第1ドール。バーチャルユーチューバーではない。
. iヽ@:::::ト、! ( ^ ) ( ^ ) jイ: _「 | ,小、{ о о jイ{
i l`Vi| | (_人_) ハ|´ | | i ─ ハi
| | .| l≧=‐- -‐=≦ | | |.ト--ヘ. |≧=‐- -‐=≦! /イ
| | /ト廴::::f⌒@⌒i::`」_|_ | `Z:::∧{:::::::::{ 薔 }:ヽ`l/:〈
/ノ, / _ 丶| ̄|ノ ヽ´`),.-、
/ ´.ノ/ _. -‐ ´ ` ー-j_L. --─=‐- ._ |ヽj,, ヽ
. ,r‐'ヽ/j-{<´ ,// `丶,、 `ヽj_j |
,.⊃、,/ / \ヽ / 、 /─z..,、_/ `\ /ヽ ヽr‐}_...-,
! /! i | ', ,/´ / i ', ヽ`\ j } i-!:::::/
| /j´!i l. し/´ / l { i l ', !\ ノ _!.|/
_二}ゝL!_ { ̄l' , ! l. ! ! ! } i ! ` ̄ ', L ...-、
「 ,.! `ヽ ` ! i ! :|、 !、 ! l ハ j /|_,.! / j i / !..、7ヽノ
V__j \ 、、 `、トj-、j-ヽ /'-‐=-ノ、ハノ!.// !::::::::二ニ-
/.! \ ニ=ゝ/l: :;: j `´ i :;: j !/ -'< !-─,!. 雛苺(上): 世の中にある美味と言われるものは
/ニ.i / >、ニ=', ゝ'" , `" ニ二/-、\ ,' / ', 全て食べ尽くしたと豪語する第6ドール。
i ,/ヽ // \)~::l丶_ ~~( ノ `/ / ,. \ヽ |/ !
. |< _ |、 / {. 、ヽノ::::::::| ` r-..- ‐...:´::、:::::::iゝ<ノ ノ\\| ̄`ヽ l
/| >|/ /j/ゝ:':!_\::::! |::/ ヽ:::::::::| ヽ::::|===l::\ \|:|,/ \ l ジュン(下): 絶望に身をよじるマエストロ。
:.:.:| / | /j/::::::::| ̄ ー!::l=..__, |;' ゞ::;::|=ニl:|_ l:::j:::`ー':::| __ !
:::::|/ -─‐-'、::| !:::::l ̄ニ== ̄ヽ ';:::!/::、.,:::::;、 ̄ヽ!::::::::::j'´ : : : : : `}
::_|´ : : : : : ;-、!/!';::|/ i`:;;;j:::ノ |'´ ̄ ̄`|゙' ゞ;::::::ノ 〉 |,-‐、:.{ : : : : : : :.|
ゝ.--─‐| ヽ | `!` 、`二 | | ー--‐ / '⌒ !:ゝ--── ′
/:::::::::::::::| { \ ノ ゝ / //:::::::::|
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. ´ `ミ=ー-、 _
/ __「`ヽこ_ノ^ー个ー 、
, ' , ´ -ヘ ( f´ ̄`ヽ└z
/ / __ -ヘ しヘ、 rfY代ト、
/ / , ´/ \ 〔_Y三!ハゞ=仆 、
′ / / . / `ヽ ヽく⌒`≒ミi川
i / / // \tヘ ∧ノ
|. / / ,イ ,/ Ⅵ、___/ソ
|:::. {∠_ ノ / バ'''‐、,,_゙'''‐、,,_ Y辷灯
l::::. / '^ヽ X_ i _,,-''~_,,,,二_,_‐、,,>∨/''‐}/ /イ
',:::::〈 / 〃 | `ヽ、`ヾ、ッヾ、_ ゞソ_,,,,_〕'ノ 金糸雀: 仮想通貨で大火傷した。
、:::ヽ ヽ{{ !、 _ , ,,二二 -'´ ノ_=;;-‐''
,ヽ:::::::`ーヘ/ \/ |`='/
/'\::::/ / >./ ,,_,,___| /
/( ゙{ ' /:ノ. \,::''"/ヽ
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./ { `-''' 人`-'''ノ :|:|;;;;;_∠二イ .. r' / }/
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"''ー-―― .:::|:|_________,,,;|::::/ |三ュ,,,、、、、,,_
<三三三|‐-ミ
./ @ .>=┘ `
/三三/ `( \ \
/ / / \ \、 ヽ . 珪孔雀: 姉達に憧れる第8ドール。ベーコンをむしゃむしゃしたい。
i: / ` =ミ、
} . = = ト }
} 八 (xwx cっ xw.ノ ,
乂 ≧-≧/⌒! -‐i⌒ヽイ
⌒≦/ ¨\j{〉 |_/}
χ ̄~κ@ ̄@^、
((从从))((ノ从ノ)i!
从゚ -$ 从@-゚ 从 薔薇水晶(左): 愛することも死ぬことも美しすぎて絵にならない槐ドール。
// ) // )
/ ̄ ̄《 ̄ ̄《 ̄\ 雪華綺晶(右): いつも部屋の隅っこにいる第7ドール。
| ・ U |
| |ι |つ
U||  ̄ ̄ ̄||
- § 或る日 薔薇屋敷の一室にて
(W从~j;::: :;'')), ||( ゚ω゚)ノ||: ..:::::: : :
vW;;;;;wリ:::::リノ ||(..'V-)::||: ..::::::::::::: : :
vWリl从::::::リ ========i: ..:::::::::::::::::::: : :
WvリW从:リ ..::::::::::::::::::::::::::: : :
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圓圓|l;:|圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓圓:::::
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\:三:/:::: :::::::::::::::::::::::::::::: : :
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/ ―∞ ̄ ̄ || ◇⌒:θ:目 \
./ / ○ ∞.⊂⊃ \△三@\. .\..
/日 _..○○_ '''***  ̄ ̄ . 日\::...
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蒼星石「翠蒼レストランへようこそー!」
翠星石「ようこそですぅ!」
真紅「お招きにあずかり光栄だわ」
雛苺「光栄なのー! キョウエツシゴクに存じますなのー!」
ジュン「文化祭の出店レベルかと思っていたけど、結構本格的っぽい」
珪孔雀「とっても素敵なレストランですね。憧れちゃいますお姉様方」
金糸雀「はぇ~、すっごい綺麗かしら~」
翠星石「ふっふっふ、そりゃあもう、蒼星石とおじじの全面協力による大改造です」
蒼星石「使ってない大食堂を、ちょちょっと改装しただけだよ」
水銀燈「これが『ちょちょっと』…? 金持ちは違うわねぇ…」
薔薇水晶「と言いますか、大食堂とかあったんですね。このお屋敷に」
雪華綺晶「…広い」
蒼星石「さあさあ、部屋を見て楽しんでもらうのはこれぐらいにして。早速、料理を堪能してもらおうかな」
翠星石「いつも世話になっているテメェどもに慈悲をくれてやるんですから、ありがたく思えですよ!」
ジュン「はいはい」
真紅「…なんで急に、レストランとか作って私達をおもてなしするとか言い出したの翠星石?」
水銀燈「毒でも盛るつもりじゃあないでしょうねぇ、双子達は」
蒼星石「そんなことしないよ。ただ、単に日頃の感謝の意を込めて料理をふるまいたいだけさ」
翠星石「そうですぅ。バレンタインだけに、チョコをふんだんに使ったフルコースですよ!」
雪華綺晶「バレンタイン…? ああ、そうか。今はバレンタインシーズンでしたか」
ジュン「大分、過ぎてね? ホワイトデー間近だぞ、もう」
翠星石「そ、蒼星石が食材の用意とか妙にこだわったせいで準備に時間がかかったんですよ」
珪孔雀「そうだったんですか。でも、それだけ入念な準備をされたんでしたら、チョコ料理に期待しちゃうんだから」
雛苺「バンザーイ! チョコばんざーい! もう待ちきれないの、早く出してなのよ!」
金糸雀「この食通のカナを唸らせることできるかしら?」
翠星石「それじゃあ、早速料理へといかせてもらうですが、その前に蒼星石から注意があるです」
薔薇水晶「…注意?」
蒼星石「まず、当店は隠れ家的な完全会員制レストランです」
水銀燈「はぁ? 会員制も何も、アンタらに普通に呼ばれて来ただけなんだけどぉ、私達は」
ジュン「落ち着け水銀燈。そういう設定なんだろう、蒼星石の中では」
蒼星石「次に、途中退場は一切認められておりません。完食していただけるまで、お帰しすることはできません」
雪華綺晶「……」
翠星石「もしお残しすることがあれば、その時は命に関わることになるですからね」
ジュン「え? 命に関わる? それって、どういう…?」
雛苺「分かったの! もう取り敢えず待ちきれないの! 早く出してくれなのよー!」
珪孔雀「雛苺お姉様! そんな、せっかちな」
薔薇水晶「今、命に関わるとか…レストランにあるまじき単語が出たんですよ」
金糸雀「流石のカナも悪い予感がするかしら」
翠星石「ともあれチビ苺も我慢の限界のようですし、早速ご用意するです」
蒼星石「みんな、お腹を減らして、期待は膨らまして待っててね~」
水銀燈「不安しか膨らまないわぁ…」
真紅「翠星石だけでも不安なのに、最近は蒼星石も迷走気味だもの」
薔薇水晶「今からでも…帰れないのでしょうか?」
蒼星石「お待たせいたしました。1品目はウェルカムドリンクになります」コトッ
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/一------- --─‐`,
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ゞ=ニニ二二二二ニ=ゞ
金糸雀「料理が始まっちゃったかしら。これはもう帰れないわ…」
翠星石「よーく、味わってお飲みくださいですぅ」
ジュン「ほのかに黄金色に色づいている…? ただのミネラルウォーターとかじゃあないのか?」
蒼星石「それは飲んでみてのお楽しみだ」
翠星石「お楽しみながら飲みやがれです」
雛苺「ヒナ、もっとお腹にたまる物が食べたいの~」
雪華綺晶「コースですから。最初は我慢ですわ、苺のお姉様」
真紅「どれどれ? とにかく、いただいてみましょう」グビグビ
水銀燈「ま、飲んでみるか」グビグビ
薔薇水晶「……」ゴクゴク
ジュン「…なんだこれ。味があまりしないぞ。ほのかに甘い…? いや、苦い?」
金糸雀「この苦味! まさかションベンじゃあないのかしら!」
珪孔雀「な、なんですって!?」
水銀燈「そんな馬鹿みたいな下ネタを言うもんじゃあないわよ金糸雀」
金糸雀「カナは飲んだことあるから分かるのかしら! これはションベンよ!」
翠星石「いいえ、樹液です」
金糸雀「えっ…!?」
真紅「えぇ…?」
ジュン「そう言われれば、青臭いというか、枯れ木のような香りがするというか…」
金糸雀「あいぇえええ? 樹液!? 樹液ナンデ!?」
真紅「樹液ってあまり味がしないのね。メープルシロップとかあるのに」
翠星石「あれは、かなり濃縮されているですから。これは樹液の原液そのまんまです」
蒼星石「非常に新鮮で、非常に天然だから。味が薄いのも、ま、多少はね?」
雪華綺晶「けれども、何故に樹液なのです? チョコ料理コースの初手に樹液を持ってきた、その意図は?」
蒼星石「いい質問だ雪華綺晶。ずばり、この樹液はカカオの樹液だ」
ジュン「カカオかよ」
翠星石「チョコのルーツであるカカオ。まずはそのカカオ本来のエキスを味わっていただいたのです」
蒼星石「これが僕なりのサプライズさ。驚いただろう?」
水銀燈「アンタのその発想の飛躍に驚いたわよぉ、もちろん、悪い意味で」
雛苺「ウォ~、アンマァ~! こんな樹液とかじゃあヒナのお腹は膨れないの! 早く、次ぃ!」
蒼星石「フフフ、そう慌てないで。すぐ持ってくるよ」ススス
翠星石「次は特製サラダです。ちょっと待ってろですぅ」スススス
薔薇水晶「サラダ…」
真紅「絶対に、普通の野菜サラダとかじゃあないわね」
水銀燈「この流れだと、次はカカオの葉を持ってくる可能性が高いんじゃない?」
珪孔雀「樹液の次は葉っぱ…。私達は虫じゃあないんだから」
ジュン「もう、帰りたい…。本当」
蒼星石「こちらが2品目のベジタブルスティックです。特製のソースにつけてお召し上がりください」
翠星石「沢山ソースをつけると、より美味しいですよ」
金糸雀「あれ? 見た目は全然変じゃないかしら。このスティックって綺麗な緑色だし、キュウリとか…?」
翠星石「カカオの若枝の皮を剥いた髄…つまり柔らかい部分です」
ジュン「また、カカオかよ。カカオの枝って生で食べて大丈夫なのか?」
真紅「でも、綺麗にスティックカットしてくれているし、普通に美味しそう」
雛苺「ヒナ、肉類とか食べたいのー!」
雪華綺晶「苺のお姉様、まだ今は前菜ですから…」
翠星石「ささ、早くこちらのソースをどうぞ沢山かけてお食べになってくださいです」
水銀燈「この茶色いソースは、チョコレートなの?」
薔薇水晶「カカオの枝にチョコをつけて食べる。面白そうな組み合わせです」
蒼星石「ソースの正体は付けてみてからのお楽しみということで。さあ、どうぞどうぞ」
真紅「なんか怪しいわね。まあ、いいわ。いただきましょう」パクッ
水銀燈「……」パクッ
金糸雀「…うっ!? に、苦くて臭いかしら、このソース!?」
ジュン「なんだ、このエグみは!? カカオの枝の方じゃあない、ソースがかなり凄い味だぞ!」
雛苺「ウォ~、アンマァ~! とにかくお腹にたまれば何でもいいのー!」バクバクムシャムシャ
雪華綺晶「この凄まじい味…は? なんなのです? 一体、何がどうして?」
薔薇水晶「まさか…、これは『土』では?」
水銀燈「土ぃ!?」
蒼星石「よく気付いたね。そう、この特製ソースは土から作ったものだ」
ジュン「土から作ったって、お前何を考えているんだよ蒼星石!」
真紅「そうだわ! 土なんか食べさせて、どういうつもり!?」
翠星石「まあ、聞けです。土ソースというのはフランス料理にもある、れっきとしたソースですぅ」
金糸雀「ええっ!?」
翠星石「そんな事もカナチビは知らなかったとは。これでは食通の名が泣くです。蒼星石もそう思うですよね?」
蒼星石「まったくだよ。その程度の知識で食通を名乗っていただなんて」
金糸雀「ううう…」
ジュン「土ソースの存在については良いとしても、これ不味いんですけど…」
翠星石「不味いですと? 当店自慢のソースの味を受け付けないということですか」
蒼星石「原産国のカカオ園の土をそのまま輸入して生のままで使っているから、ま、多少の雑味はね?」
珪孔雀「土を…そのまま? ナマで?」
蒼星石「土を食べてもらうことで、そこに根をはるカカオの樹の気持ちを知ってほしい。それが僕の変わらぬ願いだ」
水銀燈「外国の水をそのまま飲むのですらリスキーなのに。土をナマでなんて…」
蒼星石「さらにさらに! カカオ栽培の歴史的経緯から、その土には奴隷少年の汗や涙も含まれている。多分」
金糸雀「えええっ!?」
翠星石「食とともに、歴史にも思いを馳せる。これぞ真の食通ですよ、食通ゥ!」
rー 、, --───‐-- . _ ,rー 、
{ (戎 }} { (匂 )〉
/ゞ辷ツ \ ゞ辷ツ\
/ / / / ', ', ' , '.
| ,′./ | │ | i . ヽ | …パクパクムシャムシャ
| | l |-‐‐ |l | | ‐|- | | l i |
| | | ト、 ハ | | /| /| | | /| '.
| ', .ト、 |,rテこヽハ ./ィf斥圷ミx /.!/ ヽ ヽ
,′ |ヽ| ヽい匂レ'} \/ r':::::::::l }./ | | ヽ 丶
/ | l ゞ辷ツソ v:::::::リ / / ', ヽ \
/ /| ', ⊂⊃ )) ゞ-'' / / ヽ. ' j ヽ
/ / | ∧ ト , '⌒Y_ ⊂⊃ / l ヽ }/ i
/ / / ヽ/ //ミ/ l薔 r テノイ l ∨ /|
| / / / .{)/ミ/ /__/ / | / / ノ
ノイ / / ,人/ミ/(_}__,/ ノ ' { /
/ / / `入__人___入 / / ∧ |
/ /{ / < / / ∧ / / イ ∧ |
{ / .| / /ヽ>~ヘ__人ノノ / / / / )ノ
)ノ ! ( / // / ゝ( ,ノ .イ´ ( (
'´ ` ) (___,/ (___,/ ( ´ ) )
水銀燈「雪華綺晶アンタ…、顔色一つ変えずに良く食べられるわねぇ、こんなのを」
雪華綺晶「ソースをつけなければいいんですよ」
ジュン「その手があったか!」
蒼星石「いけないなぁジュン君。そんなマナー違反をしちゃあ」
翠星石「ほらほら遠慮せずに、こんぐらいソースをつけて、本来の味を堪能してくれですぅ」ネットリ
ジュン「絶望したっ…」
翠星石「いいから、早く食えっつってんですよ。オラァ!」ぐいぐい
ジュン「ウーン、ンンッ!」
雛苺「みょわわっ! 土とか木の枝とか、もうヒナは限界なの! 早くメインディッシュが食べたいのよ!」
薔薇水晶「雛苺…」
珪孔雀「この展開で、よくメインディッシュを要求できますね…」
真紅「ロクでもないのが来るのは目に見えているのに」
蒼星石「ようし、それじゃあご希望に応えて、メインを持ってこようかな!」ススス
翠星石「ですね!」スススス
ジュン「……」チーン
金糸雀「ジュンが土ソースとカカオの枝を口に押し込まれて、動かなくなってるけど…」
雪華綺晶「あまりにも…陰惨」
蒼星石「お待たせいたしました。メインのチョコ・ハンバーグです」コトッ
_,. -‐、_
_,,. _ -―===========ァ=――- 、〃:..:.:..`',
_,. '"´ -―――≧='二二二. - 、{:.:.:.:.:.:.:」,._
'"´,。 ´ _ -‐= ニ二こ、"'' ー- 、 `ヾ ゝ:::::〃’.:.`:', 、
/ / / ,..::".' ⌒`ニつ:: :: :: :: `:..、:: ::`丶 __ , \: :)厂「{i:.:.:.:.:.〉 \
.' 〃 , ,;' i: . :.:: :: :: :: :::::: : :: .:i::,,,:: `::`:, ∠ ̄ ̄/ヽ ゝ:...ノノヾ ',
,' ki / 〃 ';:: .. .:: :: :: :: :: :: :: : :-、 ‘:.、:: :; :ハ _` ̄l./l ̄ ̄ ̄ ̄ l li|丶 ',
,' |i| i li:: ::j:: :: :: :: :: :: :: :: :: ::::( 八_ .. .:: :::):: : ;; :}  ̄ |/ ̄ ̄ ̄ ̄/ li| | ',
, li! '. li: ::;'::. ::: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: (:: :: : :リ  ̄ ̄ ̄ ̄ il jリノ ',
{ ゞ 、 ゝ;:':: :. ... ... :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ‘:., ノ 〃/ ,' }
|:、 \ \ ):: :::::`:::::.........;:::::..,,,,,....::::::::::::::::::::::::;::'⌒^:, /// :|
', 丶 丶 丶`'~`ニ._ ー-::: ;;:;:;: :;: ;::;::; :;::;;: :: :: :: :: _:,ノ _,,. ´ , ´ / /
ヽ `二 - _` ー- _ ` ー--------------‐='´ -‐ _ -‐ '´ -‐ ´ /
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
翠星石「合い挽き肉とチョコレートのハーモニーを堪能してくれです」
金糸雀「ああっ! やっとまともなのが出てきたかしら水銀燈!」
水銀燈「……」
珪孔雀「ハンバーグのチョコレートソースがけは女性にも大人気だそうです」
薔薇水晶「私も聞いたことがあります。ハンバーグとチョコは実は相性が良いとか」
雛苺「わぁい! ハンバーーーーーーーーーーーッグ!」
翠星石「おっと、ちょい待てですチビ苺」
雛苺「うぃ?」
蒼星石「えーと、さっきジュン君がお残しした土ソースが大量にあるから…」
翠星石「それをこちらのチョコ・ハンバーグにちょっと加えて、提供するですぅ」
ジュン「ちょっ! 待てよ! チョコとハンバーグだけで十分…!」
蒼星石「えー? 何? 聞こえなーい」グチョグチョ
翠星石「最初に言ったはずです。お残しは許しまへんで」グチョグチョ
真紅「あああ…、美味しそうだったチョコ・ハンバーグが完全に土で汚染されたのだわ」
雪華綺晶「これはひどい…」
雛苺「土まみれでもいいのー! ヒナはもう食べるの!」モギュモギュ
rソ :::ゝヽ 〉,、r‐´'´ f/ \
rン _:_:_:__rrヾ_r ニシ^´:.:. f/ ヽ
ア´ . -‐`┴┴'^丶、:.:. (l ノ
// / ノ l ヽ__({ |}、
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l :l l、:.:. :ト、:.:..,メ/-ノ‐ァ7::´./ :.:.:ハヽ \-''"´ー- 、
\_{ハ|‐'"^ `´ -── レムノjノ/ Y \
_f`ヽ / .:l''"´ ( つ ___/ ノノ / -‐ ==ソ ハムッ ハフハフ ハフッ!
(___j /_ .:.:.こ) (`ヽ く___ `ヽ_,ノ /,.. -─‐く
、 〔 ̄`{二:{ (_ r┴゙万´ ) /´ ノ
\ヽ、 `ゝ、ー仁\ ヽ、__`厂r-‐/ ̄`丶、, -=ァ'´
\ \ 匚二ニく‐>_、.. ___ rく__/ ヽ<
\ l <_≦_/ __{:::;lト /,ニニニ7 ノ ̄`
\、 / __ |┌‐-、`〔J/ // }∠、 (ン⌒ヽ
Y´rヘ〉 l l{ / /|、ゝ、 | | _ー、 ー' ア 、 ヽ 」
.,、r- ‐- 、 | '´ヘ \ヽ/l | |,、l-‐⊂⊃┴-ヽ::. /{ヽ l´_ ̄ ̄´ } ̄})
,'´ .:: :. 丶、‐`ー─‐´┴゙r‐¬{ `ー'ー-r┴‐‐〈─‐/>|`ー─|じノ‐ォ |_/
'──-----─‐'´ノ <_`ー、__ソ;;;;;{:{;;;;;{::l;;;;;;こ近ム-‐ァ゙ マ_ー'__ノ´
ー─-----─ '' ´ ` ー===========─ '"
翠星石「おおー、いい食べっぷりですねチビ苺!」
蒼星石「好き嫌いせず何でも食べる。これこそ真の食通だね」
-‐……‐-ミ っ っ
/ \ っ っ
/ ∧ ((⌒⌒)) , っ っ
。 / / \ \、,〃 ′
。 l ! 、_ `` _,. 、 }
(( ‐-VL. о о `V^ヽ /
。  ̄Tイ´ ̄ ̄`ヾ、 >┴-く )) こうなりゃカナもヤケかしら! 土がなんぼのもんじゃーい!
o ヽ乂 _ (`^''r‐<〉‐=ア
└= ミ>ーヘ Y=<
ヽ、〈ハ〉 ノ ` ノ`ソ.,-=-,
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄
,-=-, ___ ,-≡-, ヽ=ノ
└==┘ ∠ヾゞゝヽ ヽ==ノ,-=二=-,
 ̄ ̄ ̄ \__/
水銀燈「勝手に張り合ってなさぁい。私は一口ぐらいにしておくわ」
薔薇水晶「…うん、おいしい」←こっそり土が付いていない所だけ食べてる
真紅「…チョコの味は普通。土ソースが最低な味なのは分かるけど…。この肉…? この味は?」
珪孔雀「牛肉や豚肉でもない、鶏肉や羊でもない。不思議な味です」
ジュン「つまり、肉も不味い!」
翠星石「やれやれ。チビ人間の貧弱なボキャブラリーでは、不味いとしか言えないのも仕方ないですが…」
蒼星石「これは野趣あふれる味だと言ってもらいたいね」
水銀燈「野趣…ですってぇ?」
金糸雀「嫌な予感…」
蒼星石「これは現地のカカオ園に生息している四足獣の肉を使ったハンバーグなんだ」
薔薇水晶「生息…? 四足獣…?」
雪華綺晶「つまりカカオ園で駆除された害獣…ですか?」
翠星石「そうとも言うです」
蒼星石「現地の野生動物と現地のチョコソース、さらに現地の土! 完璧なハーモニーじゃあないか」
翠星石「駆逐した害獣の肉の処理としても一石二鳥なのですぅ」
珪孔雀「害獣って、具体的には…?」
蒼星石「具体的には分かんないんだ。でも、原産国のワイルドアニマルには違いないよ」
翠星石「取り寄せた時点で合い挽き肉になってたですしね」
珪孔雀「……」
雛苺「うぉ~! あんまぁ~! うまうま!」パクパクモグモグ
ジュン「まあ、雛苺は美味しそうに食べてるし、いいのかな」
真紅「猫的な動物の肉とか混ざってないでしょうね」モッチャモッチャ
珪孔雀「噂程度ですが、カカオ園にはジャガーが出ることもあるとか…」
.ィ/~~~"ヾ
、_/ /  ̄`ヽ}
,》@ i(从_从)) おえっぷす!
.||ヽ|| ^ω^ノ
≦ ノ つ!;:i;l 。゚・
テ と_)i:;l|;:;::;:::⊃ ビチビチビチ
⊂;::;.,.';;;;'::.:.;::.⊃
ジュン「真紅! 大丈夫か!?」
翠星石「おやおや、いけないですねぇ真紅。そんな粗相をしてしまっては」
蒼星石「お残しは許さないよ? ほら、吐かずに飲み込んで。ほらほらほらほら」グイグイ
真紅「おぇえええっー! おぇえええっーー!」ビチチチチチ
金糸雀「ひどすぎるかしら」
雪華綺晶「レストランですよね、ここ」
水銀燈「どうして、こんなことになってしまったの…」
真紅「がひゅー…、がひゅひゅー…」ピクピク
蒼星石「よしっ。完食したね、真紅。料理人として僕は嬉しいよ」
珪孔雀「真紅お姉様が虫の息で痙攣しているんですが、それは?」
水銀燈「あそこまで弱った真紅は、アリスゲームの最中でも見たことないわぁ」
翠星石「勢いに乗っているところで、次はパスタですよ!」ドンッ
雛苺「わぁい! ヒナ、パスタ好きー!」
薔薇水晶「でも、ただのパスタじゃないんでしょう?」
蒼星石「勿論。これから作るパスタはチョコレートそうめん。みんなの目の前で作るところをお見せしたい」
雪華綺晶「チョコレートそうめん…?」
金糸雀「カナは知ってるかしら! 美味しんぼで海原先生も絶賛していたアレかしら!」
珪孔雀「私も知っています。出来立てのチョコを麺状にして、甘いシロップのツユで食べるんですよね」
水銀燈「何それ、美味しそう」
蒼星石「あー…、残念ながら僕のチョコそーめんはソレとはちょっと違う」
薔薇水晶「…え?」
翠星石「蒼星石のオリジナリティは美味しんぼの一つ上を行くです」
ジュン「…えぇぇ?」
蒼星石「さっきまではカカオ原産国の風味にこだわってきたが、ここで『和』とのコラボレーションをしたい」
ジュン「そんなことしなくていいから…」
蒼星石「というわけで、これから流しそうめんをしまーす!」
翠星石「いぇーい! ヒューヒュー!」
金糸雀「そうめんのチョコフォンデュ版みたいなのかしら?」
翠星石「いんにゃ、そうめんをチョコソースにつけて食べるのではないです」
蒼星石「ツユはただのチョコだけじゃない。めんつゆに特製カカオパウダーをサーッと入れたものとなっている」
珪孔雀「何故、めんつゆとチョコを混ぜてしまうのです?」
雪華綺晶「合体事故ですよ、実際…」
翠星石「チョコっぽい風味とカツオ出汁ベースの汁の旨味ハーモニーを堪能してくれです」
蒼星石「カツオとカカオの共演だ。存分に味わってね! そぉれ、ソーメン流すよ、ヒアウィゴー!」サッー
雛苺「わぁい! ヒナ、流しそうめん大好きー!」チュルチュル
金糸雀「はぁ…」モソモソ
水銀燈「さっきの土まじりの謎肉ハンバーグよりはマシだけど」モソモソ
薔薇水晶「そうめんとチョコは別々に食べたほうが美味しい…絶対」モムモム
雛苺「はむっ! はふはふはふ! ぐゎしぐゎし! がつがつ!」
珪孔雀「雛苺お姉様は何で平気なんですかね?」
雪華綺晶「さあ…」
.ィ/~~~"ヾ
、_/ /  ̄`ヽ}
,》@ i(从_从)) ン”ーッ! マ゜ッ! ア”ッ!!
.||ヽ|| ^ω^ノ
≦ ノ つ!;:i;l 。゚・
テ と_)i:;l|;:;::;:::⊃ びちびちびち
⊂;::;.,.';;;;'::.:.;::.⊃
水銀燈「真紅っ!? そうめんでもダメなの!?」
ジュン「駄目だコイツ。さっきの謎肉ハンバーグがあとを引いてしまってやがる」
蒼星石「困るなぁ、あまりに粗相を重ねられちゃ。流石の僕も、ここらが我慢の限界だよ?」
翠星石「これはペナルティの…別室送りが必要ですかねぇ?」
蒼星石「それはちょっと可哀想だ。ここはもう一度、真紅には頑張って完食してもらおう」
翠星石「では、翠星石が真紅の食事を手伝ってやるです」
蒼星石「うん。お客様に無礼がないようにね」
翠星石「合点ですぅ! 折角だから、まだ残っていた土ソースとハンバーグも混ぜて一緒に召し上がれです」
真紅「ンーー!」
蒼星石「フレッ! フレッ! 真紅! 頑張れ頑張れ! し・ん・く!」
翠星石「じゃあ合図するですから、ちゃんと食べてくれです。行くですよ。はい、ほら、飲み込んでですぅ」
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ヽ.ィ: : : :/ / ,' l ', `丶ト、:|:.:.:.:.:.|: : : : :ート、、ヽ
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ノ:,' ,'l | l | l ! ! | `丶; |.:.:.:.:.::!: : : : : :ハ::ヽ むーりーもーむーりー うわあああん!
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ヽ|l ',ヽ \!/´ ̄`ヽ '′{{ } ,ハ: :/.:.:.:./:::::;:::ノ| !:
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| l l.|.とつ= ` て__う l ! .|/j〈ィ'>》_ノ !::l. ! |:
| / / |/ __ ヘ. | l| |.ヾ ニフ !::l | |:
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!|_ノ' r":.:l人 └ ---‐ ´ :! !| | .| l |
_..'"ィ´ ト、:..! .l:.>z,、... __ z<:.:.:| || |、 .! ! !
<._ <.| ! ∨ ,''-:.:.:.:.:.::.:`¬´:.``.:./:.:.:.:.:.::! !| |: \ ! l |
金糸雀「真紅…」
ジュン「地獄か…、ここは」
蒼星石「さぁて、そろそろ最後のデザートと行こうか」
薔薇水晶「最後…、ようやく」
翠星石「残念ながら予算を使い切ってしまったので、デザートはチロルチョコ1個です」
水銀燈「えぇっ…!」
蒼星石「ここまでのフルコースはレベルが高すぎたから。ま、最後ぐらいはね?」
ジュン「最後の最後で、やっとマトモなのが出てきてくれた…」
翠星石「当レストランは如何だったですか?」
蒼星石「予算の関係もあったけど、本日に提供させていただいたお料理はほんの一部です」
翠星石「今後もまだまだ、その他の沢山の料理を用意したいと思っているですぅ」
蒼星石「皆様のまたのご来店を心よりお待ちしております!」
こうして、翠蒼レストランのチョコ・フルコースは完全に彼女達の悪趣味で完結するのであった。
ジュン「…最後のチロルチョコが美味しかった」
無事に生還した桜田ジュンはこう語るが
当然のごとく直後にお腹を壊してトイレで糞尿を垂れ流すこととなる。
薔薇乙女達はおおかた無事だったが、真紅のみ精神的トラウマを負い
しばらくの間はチョコを見るだけで吐き気を催すようになってしまった。
【翠蒼レストランへようこそ(チョコ遊び編)】 終わり
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- :-:2018/03/01(木) 22:41:41
- ああチョコ遊び編ってそういう
- :-:2018/03/01(木) 23:07:04
- 結菱老人にシバかれてしまえ
…待てよ、一切登場してないって事は既に始末(という名の毒味)された可能性が微レ存?
- :-:2018/03/01(木) 23:45:31
- これがバレンタインかぁ……
薔薇乙女勢揃いの美しい話だった
- :-:2018/03/01(木) 23:50:39
- ドールズ紹介欄のカナがいつにも増してすんごいコトになってるかしら~。。。
前回前々回もアレだったけれども。
バレンタインネタ、予想の斜め前方にぶっ飛ぶ展開は慣れたものの、翠がNO被害というのは珍しい。
- :-:2018/03/02(金) 00:17:14
- ババ出てないのにきたない。
ハンバーグの件で伯邑考出なかったのが唯一の救いかな。
- :-:2018/03/02(金) 01:05:58
- 待って、カナの問題発言に誰も触れないのはどういうこと?
- :-:2018/03/02(金) 04:06:22
- アホの、もとい蒼い子はXO醤カレーの件で学習しなかったのか?
- :-:2018/03/02(金) 07:32:58
- 食べ物回ということで誰が吐くのかなと思っていたが…真紅だったか。最後の幼児退行が可愛かった。
- :-:2018/03/02(金) 13:41:12
- 今回の真紅は可愛かった。チョコ渡したくなるくらい。
- :-:2018/03/02(金) 14:06:36
- 昼飯時に何てもんを開けちまっただーー
- :-:2018/03/02(金) 14:30:22
- 流石に自分たちの自己満で変な食いもんフルコースぶち込むってのはなぁ、ぶっちゃけ不快
- :-:2018/03/02(金) 14:42:10
- チョコ(隠語)
- :-:2018/03/02(金) 15:51:42
- 別室送りの単語だけ出てきて一切使われていないということは
続編があるのか……もしくはおじじが既に……
一方的にボコられる真紅さん新鮮でいいね!
- :-:2018/03/02(金) 16:40:14
- 正直うん○こチョコが出てこなかっただけマシなんじゃないかなーと思ったぜ。
ほら、男バレンタインとか野郎どもオッスオッスとかよくあるし(困惑
※139844
過去に鳥のフンをパックンしてた事実があるし、多少はね?
おまけに金糸雀の金はおしっこカラーの金とも言われてるし、多少はね?
むしろ、なぜ作者が尿は苦いということを知っているのかという方が
問題なんじゃないですかねえ・・・・(困惑
- :-:2018/03/02(金) 17:25:38
- いやあ、てっきり糞尿レストランがベースだとばかり
みんな食べられるものでよかったですね
- :-:2018/03/02(金) 19:30:17
- ※139853
SLPY「味もみておこう」グイィィーーーッ
- :-:2018/03/02(金) 19:36:13
- テリトリー入ってるのか何なのかあの完全アリス真紅さんがチビ人間並にスゲーか弱いw
- :-:2018/03/02(金) 19:37:50
- ※139849
元ネタより大分きれいだから
ま、多少はね
- :-:2018/03/02(金) 21:19:57
- AAがかわいすぎてかわいすぎてもう(嘔吐アリスさんを除く)。
- :-:2018/03/02(金) 22:49:25
- 尿の味を知っているカナは実際かなりの食通と言っても過言ではないのでは?
- :-:2018/03/03(土) 10:50:25
- 今回はちょっと酷いな・・・
- :-:2018/03/03(土) 13:19:33
- この双子はいっぺんバラして組み立て直したほうがいいのでは…
- :-:2018/03/03(土) 20:08:39
- ホモネタもチンコネタもヒナの失禁もどんとこいばっちこいの米欄においても全体的に引き気味なあたり、スカトロ趣味は特殊性癖ってはっきりわかんだね。
- :-:2018/03/06(火) 16:08:32
- 食べ物で遊んでるネタはちょっと…
蒼の御姉様を本当にアホの御姉様と呼んでも問題なさそうになってきてる
- :-:2018/04/28(土) 21:45:32
- これ飲食のヤベー奴じゃんw
- :-:2018/04/28(土) 23:20:37
- ちなみに食品衛生法とは、食品の安全性の確保のために公衆衛生の見地から必要な規制その他の措置を講ずることにより飲食に起因する衛生上の危害の発生を防止し、もって国民の健康の保護を図ることを目的としており、主な食品営業の他、食品、添加物、器具、容器包装等を対象に飲食に関する衛生について規定している。食品衛生においては、食品等の取り扱いにあたっては、清潔で衛生的に行うことが原則である。(早ロリおばさん並感)