ぬーべーの家にローゼンメイデンが届いたようです
http://ex17.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1169200132/- 4 :あと 4日と 2時間:2007/01/19(金) 18:50:49.00 ID:JNifQpnf0
- ぬ~べ~「イワコデジマ!イワコデジマ!」
- 8 :あと 4日と 2時間:2007/01/19(金) 18:54:23.28 ID:wFee7l9sO
- ぬーべー「ズルルル・・・ちゃんぽんうめえwwww」
―ピンポーン
ぬーべー「ん?なんだ?」 - 16 :あと 4日と 2時間:2007/01/19(金) 18:57:02.07 ID:j66QG1hC0
- 人形は全て禿げるぞ。
- 21 :あと 4日と 1時間:2007/01/19(金) 19:05:15.08 ID:wFee7l9sO
- ゆきめ「何か鞄が届いてるわよ」
ぬーべー「うむ、なんだろう」
ガチャ
ぬーべー「に、人形!?」
- 24 :あと 4日と 1時間:2007/01/19(金) 19:13:18.51 ID:wFee7l9sO
- (妖気とは違った何かの力を感じる・・)
ゆきめ「これは・・・?」
ぬーべー「螺子みたいだが・・まいてみるか」
キリ…キリ…キリ…
!? - 25 :あと 4日と 1時間:2007/01/19(金) 19:16:52.30 ID:wFee7l9sO
- 真紅「あなた…人間なの?」
ぬーべー「なっ・・!悪霊退散!?」
真紅「失礼ね・・いきなりレディを悪霊呼ばわりするなんて」
- 26 :あと 4日と 1時間:2007/01/19(金) 19:21:24.40 ID:wFee7l9sO
- 真紅「まあいいわ、紅茶を淹れて頂戴」
ぬーべー(悪霊じゃないみたいだが・・一体?)
ゆきめ「カ、カワイイ・・////」 - 28 :あと 4日と 1時間:2007/01/19(金) 19:30:49.75 ID:wFee7l9sO
- 真紅「不味いわ」
ゆきめ「・・・」
ぬーべー「お前はなんだ?どうしてここにきた?」
真紅「ここへきたというより選んであげたの」 - 29 :あと 4日と 1時間:2007/01/19(金) 19:36:30.86 ID:wFee7l9sO
- ぬーべー「選んであげた・・!?」
真紅「そうよ。ねえ、あの扉を開けてちょうだい」
ぬーべー「(エラソウだな・・)わかった」
ガチャ
真紅「この鏡・・・」
ぬーべー「ああ、学校にあった物だが訳アリで、引き取ったんだよ」
- 31 :あと 4日と 1時間:2007/01/19(金) 19:40:35.48 ID:wFee7l9sO
- ぬーべー「この鏡がどうかしたのか?」
真紅「これは入り口・・」
ぬーべー「!?どうしてそれを・・?」
真紅「やっぱり私が探していた物のようね」
ぬーべー「だが、もうこれは昔に封印したはず・・」
真紅「いいえ、まだ終わってないのよ」 - 34 :あと 4日と 1時間:2007/01/19(金) 19:48:08.64 ID:wFee7l9sO
- ゴゴゴゴゴゴゴ・・・
妖怪「ばあ」
ぬーべー「妖怪!?」
真紅「守って」
ぬーべー「悪霊退散!!!」
妖怪「ぎゃあああ」
ぬーべー「馬鹿な!なんで妖怪が・・・」
真紅「nのフィールドと妖怪の世界が何処か繋がっているのよ」
ぬーべー「nの・・?」 - 35 :あと 4日と 0時間:2007/01/19(金) 20:08:50.84 ID:dZXzHhrX0
- >妖怪「ばあ」
ヨワスwwwwwww - 36 :あと 3日と 23時間:2007/01/19(金) 21:12:20.34 ID:12vktH3D0
- 真紅「ま、とにかく誓って頂戴その指輪に、私のローザミスティカを守ると。
て、何で左手だけ手袋なのよ取りなさい」
バッ
ぬ~べ~「お、おい」
真紅「…手が無いッ!? そんな!? 手袋の上からは確かに感触が……
それに契約の指輪が宙に浮いてる?」
ぬ~べ~「鬼と戦った霊傷でこの世のものではなくなった。見えないんだよ」 - 39 :あと 3日と 22時間:2007/01/19(金) 22:04:48.42 ID:12vktH3D0
- 真紅「ふぅん、鬼の手ね。気持ち悪いけど仕方ないのだわ。
契約も済ませてしまったことだし。今から人間(?)、貴方は私の下僕よ」
ぬ~べ~「ローゼンメイデンか。呪いの市松人形なら知ってるが、こいつは初耳だな」 - 40 :あと 3日と 22時間:2007/01/19(金) 22:16:23.64 ID:12vktH3D0
- 翌朝 出勤時
ぬ~べ~「な・ん・で 君まで学校に連れて行かなきゃならんのだ!」
真紅「しょうがないでしょ。人形は媒介の傍からそう遠くまで離れられないの」
ぬ~べ~「はぁ~(いつか除霊してやる)」
真紅「お払いなんかしても無駄よ。私は呪い人形ではないのだから」
ぬ~べ~「しかし、少しの不自由は我慢してもらうからな」
真紅「ちょ、ちょっと!? お経なんて取り出して何するつもり!?」 - 41 :あと 3日と 22時間:2007/01/19(金) 22:27:03.43 ID:12vktH3D0
- ぬ~べ~「えー、この人形は先生が裏の住職さんから除霊を頼まれている物です。
下手に触れると呪われますので、勝手に触らないように」
真紅(おのれ人間・・・)←白衣霊縛呪で動けない
広「ぬ~べ~もいろいろと大変だな」
美樹「結構、可愛い人形じゃない」 - 42 :あと 3日と 22時間:2007/01/19(金) 22:29:25.10 ID:bcZLnaDsO
- 勝「(ふひひ・・・あの人形を売り飛ばせばけっこうな額になるに違いねえ)」
- 43 :あと 3日と 22時間:2007/01/19(金) 22:34:41.08 ID:12vktH3D0
- 真紅「よくもまぁ レディを長時間金縛りにかけてくれたのだわ」
ぬ~べ~「すまない。 ただ・・・昨日の鏡の妖怪の件もある・・・」
真紅「分かってるわ 生徒に危害が及ぶ可能性を少しでも減らそうと…。今日の授業を見てて気付いたもの。
あなたは何よりも生徒を想いやっている。そして、生徒にも想われている」
ぬ~べ~「そりゃ・・・どうも」
真紅「先生という人種が皆あなたの様であればよかったのにね」
ぬ~べ~「?」 - 44 :あと 3日と 22時間:2007/01/19(金) 22:40:48.61 ID:12vktH3D0
- 真紅「いえ、なんでもないわ。それより人間、それだけ生徒のことを想っていながら
一人、様子がおかしい女の子がいたことに気付かなくて?」
ぬ~べ~「郷子のことだろう?明らかに体力を消耗していた。何かタチの悪い憑依霊にでも・・・」
真紅「先に謝っておくわ・・・ 姉妹の仕業よ」
ぬ~べ~「な、なんだってー」 - 47 :あと 3日と 22時間:2007/01/19(金) 22:50:36.35 ID:12vktH3D0
- 同日夕刻 Nのフィールド 第82633世界
雛苺「遊んでキョウコ。ねぇ、遊んでぇ」
郷子「ここどこなの? なんであたし雛苺と同じ格好に…」
ザッ
真紅「残念だけど、そこまでよ雛苺」
雛苺「真紅!?」
ぬ~べ~「まさかあの鏡がこんなところに通じているとはな。
と、感心している場合じゃない。雛苺と言ったな。俺の生徒から、郷子から手を引け」
雛苺「Non! ヒナはここでずーっと郷子と一緒に遊ぶの。それに郷子の記憶を見たから知ってるのよ。
ぬ~べ~先生はたとえ妖怪でも、ヒナみたいな子供はやっつけられないの」
ぬ~べ~「!!」
真紅「随分と悪知恵が働くようになったものね、雛苺。
でも人間、遠慮することは無くてよ。こう見えて私も彼女もあなたの10倍は生きてるわ」
ぬ~べ~「いや、しかしだな、そう簡単に割り切れるもんじゃ…いでで!? 急に耳を引っ張るな」
ゴニョゴニョ…
真紅(馬鹿ね! 振りよ、振り。あの子怖がりだから、少し驚かせば、すぐ郷子ちゃんをあきらめる)
ぬ~べ~「そ、そうか! えー、オホン! 雛苺君、どうしても郷子を開放しないというのなら
ぬ~べ~先生は手だけでなく、心も鬼にする。南無大慈大悲救苦救難…我が手に封じられし鬼よ今こそ」
ピシィッ!
真&ぬ「指輪にヒビがッ!?」
真紅「鬼の手を出すと指が太くなって指輪が砕けてしまうわ。
しょうがないわね。人間、下がりなさい。ここは私に任せて」
ぬ~べ~「え・・・!? じゃあこれから俺ずっと切り札使えないの・・・?」 - 48 :あと 3日と 22時間:2007/01/19(金) 22:52:31.35 ID:RB0Qhxq3O
- なにげ作者はぬ~べ~に詳しいなwww
- 49 :あと 3日と 22時間:2007/01/19(金) 22:52:57.43 ID:tO+s0riR0
- 鬼の手が使えないのはあれだがwktk
- 52 :あと 3日と 22時間:2007/01/19(金) 22:56:51.43 ID:12vktH3D0
- 雛苺「真紅のバカ ペシャンコになっちゃえ!!」
ぬ~べ~「な、周囲のぬいぐるみが巨大化した!」
郷子(指輪が・・・燃えるように熱い・・・ ぬ~べ~ 助けて)
真紅「結構凄いじゃないの・・・でも・・・ ハァッ!」
ぬ~べ~「おぉ、気合いだけで、あれらを一蹴!」
真紅(すごい・・・想像以上の力だわ。あの媒介からは鬼のように力が溢れてくる・・・) - 53 :あと 3日と 21時間:2007/01/19(金) 23:01:13.67 ID:12vktH3D0
- 真紅「勝負アリね雛苺 あなたの媒介を見なさい」
郷子「ひ・・・な・・・」
雛苺「キョウコ!?」
真紅「媒介の力を使いすぎよ。その子を食い殺すつもり?」
ぬ~べ~「郷子!? おのれ雛苺、キサマー!!!」
真紅「熱クナラナイデ、割レルワ(指輪が)」
雛苺「ごめんなさい! キョウコ!! ごめんなさい!」 - 55 :あと 3日と 21時間:2007/01/19(金) 23:05:55.13 ID:LV6NzQkK0
- >>53 その作品は出すなw
絶対話がややこしくなるwww - 56 :あと 3日と 21時間:2007/01/19(金) 23:06:13.86 ID:12vktH3D0
- 郷子「え・・・?あれ? 私・・・」
ぬ~べ~「郷子の霊力の消耗が止まった・・・」
真紅「雛苺が指輪の誓いを解いたのよ。指輪を失ったドールは(以下略
さぁ、時間はあるわ雛苺。私の下僕になるかどうかゆっくり考えなさい。今は、おにぎりでも食べましょ。
ゆきめが作ってくれたのよ・・・て凍ってるじゃない! 冷凍食品をそのまま渡すなんて下僕として」
ぬ~べ~「いや、間違いなく彼女が握ってくれたものだ」 - 57 :あと 3日と 21時間:2007/01/19(金) 23:10:53.96 ID:12vktH3D0
- 翌朝
ゆきめ「困ったわねぇ・・・」
真紅「どうしたの? ゆきめ」
ゆきめ「ヒナちゃんが朝から何も食べてくれないの」
雛苺「アレじゃなきゃ嫌なのー。 にゅーって 赤くて 黒くて」
ゆきめ「先生~ 分かります~?」
ぬ~べ~「赤いちゃんちゃんこ じゃねーの?」 - 60 :あと 3日と 21時間:2007/01/19(金) 23:19:39.74 ID:12vktH3D0
- 水銀燈襲来
水銀燈「お久し振りね、ブサイク真紅に皺苺。驚いたわぁ。
ゲームの敗者からローザミスティカを奪わないなんて! いらないのなら水銀燈に、ちょうだぁい!」
雛紅「苺わだち!」
真紅「薔薇の尾!」
水銀燈「そんなちゃちな技じゃ無駄無駄ぁ…! 灰にしてあげるッ!」
ゴオアッ
真紅「くっ…」
ぬ~べ~「あの黒い人形、まさか火輪尾の術を使えるのか!?
いや自分の羽根を燃やして飛ばしている。人体発火に近い能力、なら……ゆきめ君!」
ゆきめ「はい先生! ヒナちゃん、真紅ちゃん下がって」
水銀燈「あ、あら…!? 羽根が凍っていく、これは冷気?
ちっ、とんだ伏兵がいたものねぇ、今日はこのくらいにしといてあげる。覚えてなさい!」
真紅「敵わないと見て、すぐ撤退か。いつもながら引き際も見事ね」
ゆきめ「『今日はこのくらい』ってことは……」
ぬ~べ~「また来るつもりだろうな」
真紅「彼女も私達の近所でマスターを得たのかしら?」 - 61 :あと 3日と 21時間:2007/01/19(金) 23:21:14.77 ID:nziOoEti0
- 玉藻「鵺野先生・・・そのような趣味があったとは知りませんでしたよ」
ぬ~べ~「いや違う!断じて違うぞ!」
玉藻「話しかけないでください・・・アディオス」 - 62 :あと 3日と 21時間:2007/01/19(金) 23:25:15.46 ID:12vktH3D0
- 童守病院
??「阿弥陀寺に芳一という盲人が住んでいた。琵琶の名手であり・・・」
水銀燈「続き・・・ 読んで」
??「おかえりなさい」 - 63 :あと 3日と 21時間:2007/01/19(金) 23:32:38.21 ID:12vktH3D0
- 翠星石襲来
翠星石「ゲジマユ…」
ぬ~べ~「今度は何だ? この小動物系は?」
真紅「彼女は翠星石。私達ローゼンメイデンの七姉妹の中でも特に人見知りなの。
それはそうと翠星石、あなたといつも一緒の双子の妹、蒼星石は?」
翠星石「蒼星石は…おじじが…カズキで…ふぇ、ふぇーーん!!」
ぽろぽろぽろ……
ゆきめ「あらあら、翠星石ちゃん泣かないで。ね、落ち着いて」
………
真紅「成る程、そのおじじとやらの息子さんのカズキ君が亡くなって以来、奥さんがショックで昏倒
そのまま意識が戻らない。おじじ自体はボーイッシュな蒼星石を息子と思い込んでしまっている。
当の蒼星石は奥さんを目覚めさせようと夢の世界ですってんばったん…」
ぬ~べ~「んっふっふっふぅ」
翠星石「!? なに笑ってるですか! ゲジマユ!」 - 64 :あと 3日と 21時間:2007/01/19(金) 23:33:27.17 ID:x+yuVojL0
- >ぬ~べ~「んっふっふっふぅ」
ツボついたwwwwwww - 63 :あと 3日と 21時間:2007/01/19(金) 23:32:38.21 ID:12vktH3D0
- ぬ~べ~「いや、そういうことなら俺の専門分野だ。不遇の死を遂げた霊が道連れを欲しがるのはよくあることでな。
これをミサキと言う。この場合、カズキ君は恋しさのあまり母親を連れて行こうとしているんだ」
翠星石「えぇい、講釈はいいです!! 何とかできるんなら早く何とかしやがれですぅ。」
雛苺「ぬ~べ~は幽霊や妖怪の話になるとよく喋るの。気持ち悪いのよ」
ぬ~べ~「ミサキ自体はそう特別な霊ではないが、その特性上
生きた人間だけではなく他の浮遊霊や別のミサキをも呼び寄せやすく……」
真紅「とりあえず、ぬ~べ~は勝手に喋らせといて私達はおじじの家に乗り込む準備をしましょう。
翠星石、雛苺、Nのフィールドへの入り口を開くのを手伝って頂戴」
翠&雛「はい(です)(なの)」
トテテテ……
ぬ~べ~「特にミサキが七人集まってしまうと、これは七人ミサキとも呼ばれ
単なる霊の集団とは一線を画す存在に……」
ゆきめ「先生…! 先生!! もう誰も聞いていませんよ。ほら早く鏡の部屋へ。
あの子達は姉妹を助けたくて必死なんですからね」
ぬ~べ~「あ、ああ、すまない。すぐ行く。…姉妹? そう言えばローゼンメイデンは『七』姉妹、いや、考えすぎか」 - 65 :あと 3日と 21時間:2007/01/19(金) 23:37:30.28 ID:12vktH3D0
- おじじ宅
ぬ~べ~「南無大慈大悲救苦救難白衣観世音……
さぁ、カズキ君。お母さんをお父さんに返してあげるんだ」
真紅「すごいわ人間、迷子になった霊を呼び寄せることができるなんて」
ぬ~べ~「ぬぁっはっは! 伊達に霊能力者やってないですよー」
雛苺「ぬ~べ~カッコいいのよ!」
翠星石「見直したです! ゲジマユ!」
蒼星石「あれ? 今までの僕の頑張り全部無駄? もしかして僕って要らない子・・・?」
キィーーーーン!!
真・雛・翠「蒼星石のローザミスティカが!!」 - 67 :あと 3日と 21時間:2007/01/19(金) 23:46:36.49 ID:sKFghsFd0
- >>65 蒼の子にもっと愛をwwwwwwwwww
- 69 :あと 3日と 21時間:2007/01/19(金) 23:48:22.33 ID:+n0QEiVC0
- あおい子即死wwwww
- 70 :あと 3日と 21時間:2007/01/19(金) 23:49:37.48 ID:12vktH3D0
- 人助けをしたはずなのに、何故か蒼星石は死亡。
そのローザミスティカは突如乱入した水銀燈に奪い去られてしまう。
悲しみにくれるドールズ。そして自責の念に駆られるぬ~べ~は……
ぬ~べ~「今日の水呼ぶ何の水呼ぶ降りて遊べや楽しからんや………」
翠星石「蒼星石に何するですか!そんなことで」
ゆきめ「やらせてあげて翠星石ちゃん」
真紅「ゆきめ。ぬ~べ~は何をしているの?」
ゆきめ「反魂の術。二度としないと誓った禁術、でも…」
ぬ~べ~「明日の水呼ぶ何の水呼ぶ来て見てさわってヤマダデンキ………」 - 71 :あと 3日と 21時間:2007/01/19(金) 23:57:03.96 ID:12vktH3D0
- 蒼星石「う…? 僕…は……!」
雛苺「やったの! 蒼星石が動いたの」
翠星石「蒼星石ィー!!」
蒼星石「翠星石? 君は…また泣いているのかい」
ぬ~べ~「やった…のか。今度こそ? きっと!!」
真紅「素晴らしいわ。迷子になったドールまで呼び戻すなんて」
蒼星石「みんな…泣いている? 僕のために?」
ゆきめ「そうよ。フフフ、人形でも涙は暖かいのね。溶けてしまいそう」 - 73 :あと 3日と 20時間:2007/01/20(土) 00:04:48.38 ID:vwUcNKNm0
- 数日後
玉藻「鵺野先生、相談があって来ました」
ぬ~べ~「これはこれは、タマちゃんじゃないですか? >>61で人を変態呼ばわりしといて今更お願いですか?」
玉藻「これ・・・お土産です」
雛苺「あ~、もしかして、うにゅ~!?」
ぬ~べ~「ちょ・・・! 人前で動くなと・・・」
玉藻「やはり、そういう人形なのですね。今回の用件も案外、彼女達にも関係あるかと思いますよ」
ぬ~べ~「?」 - 74 :あと 3日と 20時間:2007/01/20(土) 00:10:17.83 ID:vwUcNKNm0
- 玉藻「うちの病院の患者で…確かあなたのクラスの生徒でもあったかと思いますが
ある女の子に会ってもらいたいのです」
ぬ~べ~「木下あゆみ君か。彼女なら元気だろう? 毎日学校にも…」
玉藻「ええ、元気には違いありません。新しい友達ができたようですから」
真紅「あら? ぬ~べ~のクラスには、かつての郷子ちゃん以外には
おかしな素振りの子はいなかったはずだけど・・・」 - 75 :あと 3日と 20時間:2007/01/20(土) 00:19:04.48 ID:vwUcNKNm0
- ぬ~べ~「さて木下君のお見舞い土産も用意したし、みんな行くか。ゆきめ君は留守番を頼む」
雛苺「お土産って果物なの~」
玉藻「定番ですね。芸の無い」
ぬ~べ~「別にいいだろ! それに稲荷寿司よりはましだろーが」
玉藻「・・・」
蒼星石「あれはあれでおいしかったですよ」
翠星石「そうです、それに下手にクラスの寄せ書きでも持っていって
ジ・Oでも動けなくなるほどのプレッシャーをかけるより食べ物のほうが100万倍も良いに決まっているですぅ」
ぬ~べ~「随分、具体的な例だな」 - 76 :あと 3日と 20時間:2007/01/20(土) 00:20:39.62 ID:OOJOMfMDO
- 梅岡w
- 78 :あと 3日と 20時間:2007/01/20(土) 00:26:15.29 ID:vwUcNKNm0
- 木下あゆみの病室
木下「あら、玉藻先生? それに鵺野先生も…どうしたんです?」
ぬ~べ~「!?」
玉藻「気付きましたか、鵺野先生」
ぬ~べ~「ああ、これは憑かれている」
蒼星石「…」
真紅「病院に入ったときからまさかとは思っていたわ」
翠星石「このプレッシャー、忘れるはずがないです!」
真紅「出てきなさい!水銀燈!!」 - 80 :あと 3日と 20時間:2007/01/20(土) 00:33:16.50 ID:vwUcNKNm0
- 水銀燈「あら、ばれちゃったぁ」
ぬ~べ~「く…学校に来ていたのは木下君の陽神の術による分身。本体にも思いを巡らすのを忘れていた」
蒼星石「水銀燈…」
水銀燈「え? 蒼星石? 何であなたがここにいるの?」
蒼星石「何を言っている? 水銀燈!」
水銀燈「だって、あなたはジャンクじゃない? 魂を失った壊れた子」
蒼星石「馬鹿なことを。僕は現にここに在る」
翠星石「そうです! そうです!」
雛苺「ぬ~べ~のお陰で復活したのよ!」
ぬ~べ~「……」
水銀燈「復活ゥ? どういうカラクリか知らないけど、忘れているのなら思い出させてあげるわぁ」
ぬ~べ~「ば…ッ! やめろ!!」 - 81 :あと 3日と 20時間:2007/01/20(土) 00:39:26.52 ID:vwUcNKNm0
-
キィィイイン
水銀燈「ほぉら、これ綺麗でしょう?誰のローザミスティカだと思う?」
真・雛・翠・蒼「!!!?」
ぬ~べ~「やめろ!!やめてくれ!!喰らえ白衣霊縛呪!!」
水銀燈「無駄よ!」
玉藻「白衣観音経を焼き払った!?」
ぬ~べ~「く…ゆきめ君さえいれば。こうなれば…鬼の手よ!今こそその力を」
ピシィッ!!
真・雛・翠「アァッ!?」
真紅「駄目、ぬ~べ~! 鬼の手は…指輪がっ」 - 82 :あと 3日と 20時間:2007/01/20(土) 00:46:00.32 ID:vwUcNKNm0
- 水銀燈「そうよ蒼星石。これはあなたのローザミスティカ。私があなたから奪ったの。アリスゲームで!」
蒼星石「嘘だ…」
水銀燈「嘘じゃないわぁ 分かるでしょ ねぇ? もう分かってるんでしょ」
蒼星石「嘘だ… 嘘だ…」
水銀燈「どう? 思い出したかしら? どうやって自分が死んだのかを!」
蒼星石「うう・・・ ううう・・・」
水銀燈「そうよ、あの人間が悪いのよ! あの人間があなたの出番を! アイデンティティを奪った!
だから私もあなたのローザ・ミスティカを奪った! あなたはもうローゼンメイデンじゃあない! ジャンクよ!」
蒼星石「う……うわあああぁぁっ!?」 - 85 :あと 3日と 20時間:2007/01/20(土) 00:52:37.47 ID:vwUcNKNm0
-
ガシャーン
真紅「蒼星石!?」
水銀燈「いたたまれなくなって窓ガラスをぶち破って逃げたか。案外とちょろい神経ね」
玉藻「飛び降りた!? ここは5階だぞ…!!」
翠星石「蒼星石! 帰ってくるです!! あんなやつの言うことなんか……」
玉藻「これはどういうことですか鵺野先生? あなた、まさかあの蒼い子に…」
ぬ~べ~「水銀燈、きさま!!」
水銀燈「本当のことを言っただけじゃない。それにどうするつもり? 指輪が砕けても構わず鬼の手であたしを切り裂く?
手遅れよねぇ!! さっき真紅達なんか気にせずあたしを切ってれば
蒼星石が辛い思いしなくても済んだかもしれないのに!!
でもまぁ、仕方ないわよね? ジャンクの蒼星石より真紅達のほうが大事なんでしょ!?」
ぬ~べ~「うぅ…っ!」
真紅「水銀燈…あなた…!」
苺&翠「許さない!!」 - 86 :あと 3日と 20時間:2007/01/20(土) 00:57:50.96 ID:vwUcNKNm0
- 木下「やめて! あたしの天使をいじめないで!」
ぬ&玉「!!」
真紅「この子・・・?」
水銀燈「許さなくて結構!! 今日はこれでお暇させてもらうわ。上手く運べばローザミスティカ3つ手に入ったところだけど……
なかなか面白い見世物だったわよ人間! お父様の真似なんてして人形をいじくるからこういうことになる。
身の程を知りなさぁい!!アッハハハハハハハハハ!!」
翠星石「待ちやがれです 水銀燈!」 - 88 :あと 3日と 19時間:2007/01/20(土) 01:05:03.36 ID:vwUcNKNm0
- 玉藻の診察室
ぬ~べ~「木下君は?」
玉藻「やや錯乱状態でしたが、薬が効いて今は眠っています」
真紅「あの子、水銀燈と契約しているわ」
ぬ~べ~「くそ、何もかも俺のせいだ」
翠星石「どういうことです。何故ローザミスティカは蒼星石に戻っていなかったですか!?答えるです!人間!!」
玉藻「反魂の術はそれほどに難しい。鵺野先生ですら確実に成功する保証はない。
今回、呼び戻せたのは魂(ローザミスティカ)ではなく心だけ。ドッペルゲンガーのような状態ということです」
翠星石「そんな!?」 - 89 :あと 3日と 19時間:2007/01/20(土) 01:10:30.10 ID:vwUcNKNm0
- 玉藻「失踪し、鵺野先生からの霊力の供給も断たれた今、あの蒼い子ももう長くはもたないでしょう」
翠星石「…ッ! こうしちゃいられないです! 蒼星石を探すです!!」
真紅「ちょっと翠星石!この前ぬ~べ~と契約したことを忘れて? 私達は媒介から そう遠くには…」
パキィィィン!!
翠星石「そんなのこっちから願い下げです!!」
ぬ~べ~「指輪が!」
雛苺「あぁ~、翠星石まで行っちゃったのぉ!!」
真紅「…馬鹿な子」 - 90 :あと 3日と 19時間:2007/01/20(土) 01:15:42.75 ID:vwUcNKNm0
- 玉藻「…いいんですか?鵺野先生?」
ぬ~べ~「今の俺に…追いかける資格はない・・・」
玉藻「そうですか…じゃあ本題に入りましょうか」
ぬ~べ~「まだ何かあるのか?」
玉藻「随分邪魔が入りましたが、それもまた一興」
真紅「?!」
玉藻「鵺野先生は先ほどあゆみ君の学校での異変に気付かなかったと言いましたが
それも仕方のないこと。何故なら彼女の病状は悪化するどころか快方に向かっていたからです」
真紅「確かに、人形に力を吸い取られていると言うよりは・・・その逆、まさか!」 - 91 :あと 3日と 19時間:2007/01/20(土) 01:21:41.15 ID:vwUcNKNm0
- 玉藻「そうです、あの黒い人形はあゆみ君を癒している!
普通の医者ならその異変には気付かないでしょう。むしろ喜びこそすれ、疑うなど。
ただ私は気付いた、その黒い人形の存在に! あゆみ君がそれを天使のように感じていることをも!
そして鵺野先生、最近のあなたの人形との生活・・・私は全て知っていたのですよ」
真紅「知っていて私達をここに誘い込んだ? 騙したと言うの!?」
玉藻「ええ勿論、貴女たちが黒い人形と敵対していることも知っていました。
ただ、反魂の術までするほど、鵺野先生が入れ込んでいるとは予想外でしたが」
雛「何か良く分からないけど、ひどいの~!!」
ぬ~べ~「それで……俺がどうするか見たかったのか?」
玉藻「生徒と人形、自分を頼る者のどちらを選ぶのか? その決断こそ私に人間の愛を理解するヒントとなる」 - 92 :あと 3日と 19時間:2007/01/20(土) 01:26:23.59 ID:vwUcNKNm0
- ぬ~べ~「残念だが玉藻、そんなことではいつまでも人間の愛を理解することなど出来やしない。
愛とは選ぶことじゃない、誰にでも与えるものなのだからな。俺は……蒼星石も、水銀燈も救ってみせる!」
玉藻「これは頼もしい。お手並み拝見と行きましょうか。では、これから回診の時間ですので。アディオス!」
バタン……
真紅「嫌なやつね。とらえどころの無い…まるで忌々しい悪戯ウサギのよう」
ぬ~べ~「いいや、あいつはキツネさ。だが、あいつもきっといつかは」 - 94 :あと 3日と 19時間:2007/01/20(土) 01:34:19.28 ID:vwUcNKNm0
- それから数日・探しもの見つからず
ゆきめ「先生、少しは休まないと」
ぬ~べ~「駄目だ。こんなことをしているうちにもあいつらは」
雛苺「うゅ~、ぬ~べ~辛そうなの~」
真紅「無理もないわ。平日は教師として壇上に上がらなければならない。
それにnのフィールドから湧いてくる雑魚妖怪退治も、ゆきめだけでは対応しきれない。
おそらくこの妖怪達も水銀燈のサシガネね。魑魅魍魎を手なづけるなんて本当に悪役が板についてきているわ。
で、ぬ~べ~は空いた時間を見つけては今のように寝る間も惜しんでひたすらフーチ」
雛苺「う~」
真紅「ぬ~べ~の気が散らないように続きは隣の部屋で話すのだわ。雛苺、ドアを開けて頂戴」
雛苺「む~」
ガチャリ
真紅「水銀燈を叩こうにも、もう彼女は私たちが病院に近づけば隠れてしまう。
媒介を見捨てはしないようだから高飛びはしないでしょうけど。……ほら、今度はちゃんと部屋の扉を閉める」
雛苺「も~、真紅は人形使いが荒いの」
バタン - 95 :あと 3日と 19時間:2007/01/20(土) 01:43:11.03 ID:vwUcNKNm0
- 真紅「私たちも下手に動き回ってはぬ~べ~の霊力を消耗するだけ。
最近、気付いたのだけど鬼の手は内側からも封印されているようね」
雛苺「う~」
真紅「私達はぬ~べ~の左手から主にエネルギーをもらっているけど
それは鬼の力と封印の力両方を削っていることになるわ」
雛苺「う~」
真紅「鬼の力は無尽蔵。封印の力が減ればその分をぬ~べ~自身の霊力から……」
雛苺「う~」
真紅「さっきから真面目に話を聞いているの?雛苺?」
雛苺「う~」
真紅「雛苺…?」 - 96 :あと 3日と 19時間:2007/01/20(土) 01:50:31.83 ID:vwUcNKNm0
- 雛苺「……サヨナラ真紅、ヒナ楽しかった。だから雛苺のローザミスティカ。真紅にあげる」
真紅「ちょ…! 待てよ!!」
ダダダッ ガチャリ! バン!
ゆきめ「真紅ちゃん!! 鵺野先生が!!」
真紅「ゆきめ!! 雛苺が!!」 - 97 :あと 3日と 19時間:2007/01/20(土) 01:52:56.27 ID:qlEWT4YiO
- なんという急展開
- 98 :あと 3日と 18時間:2007/01/20(土) 02:04:17.80 ID:vwUcNKNm0
- 水銀燈が蒼星石のローザミスティカを奪ったことによるアリスゲームの本格的な始動。
そして疲労によるぬ~べ~の霊力の低下。
これらの要因が重なり、ぬ~べ~から真紅を経由して雛苺に渡っていた力が届かなくなってしまった。
疲労により倒れたぬ~べ~は、すぐに起きたが、その形相は生気を欠いていた。
ぬ~べ~「だ、大丈夫だ雛苺。今、反魂の術をしてやるからな。
ローザミスティカも真紅が持っている。大丈夫だからな………なっ! さぁ、目を開けるんだ雛苺」
ゆきめ「先生……」
真紅「目を醒ますのは貴方よ! ぬ~べ~! そんなコンディションで術が成功するとでも?
あなたなら分かってるはずだと思っていた!! 命の意味を!
例えそれが人間だろうと人形だろうと、見えない力を信じられるあなたなら分かっているはずだと・・・」
ぬ~べ~「みんな助けると言ったんだ。なのに俺は、俺は」
ゆきめ「先生、今は休んでください。学校のほうにも連絡は既にしましたから」 - 100 :あと 3日と 18時間:2007/01/20(土) 02:08:02.64 ID:N0Umxlry0
-

- 101 :あと 3日と 18時間:2007/01/20(土) 02:09:23.51 ID:vwUcNKNm0
- ピンポ~ン
ゆきめ「あら、誰かしら」
広「お邪魔しまーす」
美樹「あぁ!ここが先生達の愛の巣なのね」
郷子「ゆきめさん、先生は大丈夫!」
中島「磯野、野球しようぜ!」
ぬ~べ~「お前たち、学校は?」
広「もうとっくに放課後だよ」
美樹「急に休むんだからお見舞いに来たんじゃない」
郷子「大丈夫?悪霊にやられたんじゃないの?」
ぬ~べ~「お前たち…」
- 103 :あと 3日と 18時間:2007/01/20(土) 02:15:31.56 ID:vwUcNKNm0
- 広「そうだ先生コレ・・・ おいキンタマサル!」
金田「金田勝(カネダ・マサル)だ! ほらよ、ぬ~べ~」
ぬ~べ~「これは・・・」
郷子「寄せ書きよ。皆で書いたの。早くよくなるようにって・・・」
美樹「ほら、ここ! 私のはキスマークつきよ!」
ぬ「は・・・はは・・・・・・ お前たち、本当にありがとう」
真紅「こう使えば有効なのね、寄せ書きも」
広「わ! 人形が喋った!?」
美樹「まだ、除霊できてなかったの?」
金田「やっぱ、売っちまいなよ先生!」 - 105 :あと 3日と 18時間:2007/01/20(土) 02:21:40.54 ID:vwUcNKNm0
- 真紅「だから言ったでしょ? 貴方は想われているって・・・」
ぬ~べ~「ああ・・・」
郷子「さあ、これ以上いるとぬ~べ~の体に障るからもう帰るわよ」
広「ちぇっ、でも仕方ないか。お邪魔しましたぁ」
美樹「ああ、まだ物色がぁ・・・」
金田「先生・・・コレ、木下が特別にこの手紙をって」
ぬ~べ~「・・・木下君が。分かった」
ゆきめ「さようなら~。気をつけてね」
真紅「いい子達ね」
ぬ~べ~「ああ」
真紅「ところでその手紙、水銀燈の媒介の子からね・・・何て?」
ぬ~べ~「俺を信じるってさ、水銀燈を助けてくれ・・・と」 - 106 :あと 3日と 18時間:2007/01/20(土) 02:29:29.94 ID:vwUcNKNm0
- 手紙には最近、水銀燈が苦しそうであること(蒼星石のローザ・ミスティカが馴染まない) 。
そして翠星石を見つけたと言って西の方角へ飛び去ったことが記されていた。
ぬ~べ~「方角さえ分かれば、フーチの精度は格段に上げられる!!
これだ、間違いない翠星石だ!!ゆきめ、真紅!力を貸してくれ」
ゆきめ「はい!先生」
真紅「力を貸すのは貴方の方なのだわ。水銀燈の相手は私にまかせて頂戴」 - 107 :あと 3日と 18時間:2007/01/20(土) 02:40:28.81 ID:vwUcNKNm0
- 西の廃車置き場
水銀燈「アーハッハッハッハ!鬼ごっこはもう終わりよ翠星石!大人しくローザミスティカを渡しなさぁい!!」
蒼星石「僕は翠星石じゃないです!蒼星石だ!!」
水銀燈「駄目駄目ぇ。見た目だけ変えても誤魔化されないわぁ。かわいそうな翠星石。
蒼星石をみつけたんでしょう? でも、もう彼女は動かない状態だった? 違ぁう?
かりそめの心だけでもっていたジャンクなのに術者からも離れてしまった・・・!そうなって当然よ!」
蒼星石「そんなことない! 僕はこうして動いているです!
かりそめでも魂が無くても、心が、思い出があれば僕は歩いていける!!」
水銀燈「かわいそうな翠星石、妹の死が受け入れられなかった!
なら、自分が妹になれば・・・ お馬鹿サンの考えそうなことね
服を奪い、あろうことかお父様からいただいた髪まで切り、蒼星石に成りすました!
そんなに妹と同じになりたければ、あなたも壊してあげるわ!!これでね!!」
ズズズ…
蒼星石「庭師の…鋏!」
水銀燈「丸腰でこれを防ぐつもり? 如雨露を出さないと辛いんじゃなくてぇ? 翠星石!?」
ガキィン
蒼星石「ッッ!」
水銀燈「受け止めた? 何よそれ? 刀? そんなのどこで拾ったのかしら?」
蒼星石「……答える必要はない」
水銀燈「それにどういうつもり? 鞘に入れたままで抜刀しないなんて?」
蒼星石「……答える必要はない」
水銀燈「フン。如雨露と勝手が違いすぎて扱いきれないだけでしょ、翠星石!
今度こそ、その忌々しい姿!ぶった切ってやるわ!!」
蒼星石「随分と蒼星石が、僕のことが嫌いなんですね。昔、その鋏で君を斬ったことなら謝ろう。
それとも、ローザミスティカも無く、想いだけで動く僕の姿はかつての自分のようで不快かい?
過去を、自分の歴史を否定してアリスになれるとでも? ……水銀燈には夢がないね」
水銀燈「言わせておけば、この!」 - 108 :あと 3日と 18時間:2007/01/20(土) 02:45:32.91 ID:vwUcNKNm0
- ぬ~べ~「遅かったか!もう戦いが!?アレは翠星石じゃない?蒼星石?」
真紅「でも何か…様子が変よ?」
ゆきめ「早く援護を!」
ぬ~べ~「よし、ゆきめ君!ふぶき!」
ビョオオ
水銀燈「あら、お馬鹿サン達が続々と・・・でもそんな命中率が悪い技が当たると思って?」
ぬ~べ~「く、れいとうビームだ! ゆきめ君」
ゆきめ「はい!」 - 109 :あと 3日と 18時間:2007/01/20(土) 02:51:54.86 ID:vwUcNKNm0
- 水銀燈「ちぃ、ガキがぁ!!」
蒼星石「君の相手はこの僕だ!」
水銀燈「誰が相手だろうと無駄よ! 媒介がこぉんなに近くにいるのよ、私のほうが近距離パワー型!
あんた達みたいなジャンクに負けるはずが無い!!」
木下「……」
ぬ~べ~「木下君があんな水銀燈のすぐ傍に? 馬鹿な、病院からこんな離れた場所に出てこれるはずが…
そうか、陽神の術だな。あれでエネルギーを病院の本体から経由している」
モモモ…
真紅「水銀燈の翼が!?」
ゆきめ「龍の形に…!! 駄目、火力がこの間とは段違い。凍らせることができないわ。
逆にこれ以上近づくと溶かされそう・・・!」
真紅「私が行くわ」 - 110 :あと 3日と 18時間:2007/01/20(土) 02:56:29.32 ID:vwUcNKNm0
- ぬ~べ~「真紅・・・」
真紅「大丈夫、私には雛苺もついている。それと忠告よ、水銀燈は追い込まれたら、必ず私の媒介である
貴方を直接狙いに来るはず。そのときに備えて用心はしておいて」
ぬ~べ~「ああ。大丈夫だ。今思いついたこともある」
真紅「……いくわよ!水銀燈!!」
水銀燈「真紅!!」
蒼星石「そこぉ!!」
水銀燈「いい加減、邪魔なのよ翠星石ィ!!」 - 111 :あと 3日と 17時間:2007/01/20(土) 03:03:27.95 ID:vwUcNKNm0
- 蒼星石「だから僕は翠星石じゃないですと言っている!」
水銀燈「あら、そう?さっきからちょくちょく出ている口癖には突っ込まないでいてあげるわ
でもね、よく化けたつもりでしょうけど。決定的な間違いがあるのよ!!
かわいそうな翠星石。よく蒼星石と自分の姿を比べて似せたんでしょうね?
蒼星石と、鏡に写った自分を見比べて、丁寧に、丁寧に・・・」
蒼星石「・・・」
真紅「・・・加勢するわ・・・・・・・・・蒼星石」
水銀燈「あら、真紅まで無理して道化に付き合わなくてもいいのよ
小賢しい貴方なら一目見て気付いたはず、彼女のオッドアイが逆なことに!!」
蒼星石「ッ!!」
真紅「・・・」
水銀燈「よぉく見ると髪の分け目まで逆よぉ。鏡に写る自分て左右逆よねぇ? 自分と蒼星石が
オッドアイ逆だってことに今まで気付いてもいなかったの!
とんだジャンク思考じゃない!!」 - 112 :あと 3日と 17時間:2007/01/20(土) 03:09:35.22 ID:vwUcNKNm0
- 蒼星石「僕は・・・ 僕は蒼星石だ!! ローゼンメイデン第4ドール蒼星石!!」
真紅「・・・」
水銀燈「アッハハハ、ピエロは退場の時間よ!だってもうチェックメイトですもの
動揺してるんでしょう翠星石! 動きが全然遅いわよ!!」
真紅「危ない・・・・・・蒼星石!!」 - 113 :あと 3日と 17時間:2007/01/20(土) 03:15:26.28 ID:vwUcNKNm0
- 待ち人来たる
翠星石「健やかにぃ 伸びやかにぃ 緑の葉っぱをきらきら広げて」
水銀燈「!!?」
ザアアアアアア ニョキニョキニョキ
水銀銀「しまった!? 植物の蔓で足を取られ……!? あれは翠星石!?
どうしてあんあ場所に!? それじゃあ、この目の前の蒼星石は…!?」
蒼星石「残念だったね!僕は正真正銘、蒼星石さ! この時を待っていた。
君が僕にとどめを刺そうとするこの一瞬を! そして、今ならこの刀も抜ける!!」
スラッ… ザン!!
ゆきめ「やった、片翼を斬り落としたわ!!」
ぬ~べ~「あの刀は…?」
水銀燈「くっ どうして? 確かに・・・眼が・・・」
蒼星石「僕をジャンクと言ったのは君だろう?」 - 114 :あと 3日と 17時間:2007/01/20(土) 03:17:57.04 ID:WlhgiNG60
- r'| | | |/ >、 /
! | | | |レ'´/| | 待 て
| | | /\ | |l /⊂う |
| | |__∠∠ヽ_\ | リ / j ヽ あ わ て る な
|´ ̄ O  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`! 〉
l'"´ ̄ ̄ヾ'"´ ̄ ̄`ヾ::幵ー{ / こ れ は 庭 師 の
⊥,,,,,_、 ___,,,,,ヾ| l::::::| |
lヾ´ f}`7 ヘ´fj ̄フ | l::i'⌒i | 罠 じ ゃ
l ,.ゝ‐イ `‐=ニ、i | l´ ( } ヽ
l { U | l 、_ノ ∠ヘ
l / ̄ ''ヽ、 | l ヽ_ \,_________
! ハ´ ̄ ̄ ̄`ト、 |亅〃/\
,人 f ´ ̄ ̄ ̄``ヾ j ,!// {_っ )、
// `ト、__iiiii______,レ'‐'// _,/ /スァ-、 - 116 :あと 3日と 17時間:2007/01/20(土) 03:22:42.99 ID:vwUcNKNm0
- 蒼星石「左右の眼球を入れ替えた、ただそれだけのこと。髪の分け目も逆にしたのは翠星石のアイデアだけどね」
水銀燈「!!」
真紅「……」
蒼星石「おぞましいと軽蔑するかい?真紅?
翠星石にもかわいそうなことをさせた。自分じゃ上手く、はめられなかったからね」
水銀燈「そんな・・・ こと・・・ 薔薇乙女に耐えられるはずが」
蒼星石「ローザミスティカが無い、死に体(ジャンク)だからできた荒業って所かな?
僕は本当は知っていたんだ。自分にローゼミスティカが無いことぐらい。
つい、あの家が居心地が良くて忘れかけてしまったけれども」
真・翠・銀「・・・」
蒼星石「それに水銀燈、この刀、抜けなかったんじゃなくて、一瞬しか使えないんだよ。
切れ味は、今 君が見た通りなんだけどね。
だから、これほどの芝居もうった。ほら、もう刀が変化し始めている・・・」
しゃりしゃりしゃり・・・
翠星石「蒼星石!早く刀を鞘に納めるです!!」
蒼星石「分かっているよ」
・・・キン
ぬ~べ~「やはり・・・あの刀は、はたもんば! あんな危険なもの、どうして蒼星石が・・・」
蒼星石「・・・追いかけてきてくれた翠星石は、すぐ僕の気持ちを理解してくれた。
双子だからね、うすうす感づいていたんだと思う」 - 117 :あと 3日と 17時間:2007/01/20(土) 03:28:31.10 ID:vwUcNKNm0
- 翠星石「真紅、すまないです。実は蒼星石を見つけたらすぐ帰るつもりだったんです。
でも、蒼星石がどうしても水銀燈からローザミスティカを取り戻してから帰りたいって
ぬ~べ~にゴメンナサイとアリガトウを素直に言えるようになりたいと・・・」
真紅「・・・バカね」
蒼星石「さぁ、僕のローザミスティカを返してもらおうか!
そうすれば君のローザミスティカまで奪おうとは思わない!水銀燈!しかし、どうしてもと言うなら・・・」
チャキッ…
はたもんば「罪人は首を斬る!」
蒼星石「・・・かもよ?」
水銀燈「ク・・・クックククク 本当におバカさァン! 片翼を落としたから? 樹木で私を縛り付けたから?
その程度でこの水銀燈が追い詰められたと思って!?
媒介の力さえあれば、こんなもの! こ…こんなもの……!?」 - 118 :あと 3日と 17時間:2007/01/20(土) 03:34:21.75 ID:vwUcNKNm0
- 木下「アアア・・・ アアア・・・アア・・・」
水銀燈「あゆみ!!溶けてる!!どうして!?」
ぬ~べ~「木下君の陽神の術は不完全・・・水に濡れるとああなってしまう。庭師の如雨露の水を浴びてしまったんだろう」
水銀燈「なんで、どうして言ってくれなかったの!言ってくれていれば・・・私が・・・アナタを・・・」
木下「ゴメンナサイ・・・ こんな姿見られたくなかった・・・ダカラ・・・ゴメンナサイ・・・ ダ・・イスキ」
ボッゴォ
水銀燈「アアアァッ!!」
真紅「陽神の術による媒介からの力の経由も消えた。
ここは病院からも遠すぎて本体から直接来る力も僅か。終わりね・・・水銀燈」 - 119 :あと 3日と 17時間:2007/01/20(土) 03:35:16.09 ID:WlhgiNG60
- 溶けてる!!どうして!!で吹いた
- 120 :あと 3日と 17時間:2007/01/20(土) 03:37:49.55 ID:vwUcNKNm0
- 水銀燈「終わりになんかならない・・・させない・・・」
ボウッ
翠星石「な、自分の体ごと炎で蔓を?」
水銀燈「こうなったら、あんた達にも同じ・・・思いを・・・」
蒼星石「危ない、翠星石!突っ込んでくる!!」
ガバチョッ
ぬ~べ~「こ! こっちに!!?」
真紅「苺わだち! 薔薇の尾! ・・・どっちも間に合わない! 逃げて、ぬ~べ~!!」 - 121 :あと 3日と 17時間:2007/01/20(土) 03:40:25.09 ID:vwUcNKNm0
- ゆきめ「先生、ここは私が!!」
ぬ~べ~「駄目だ 相手は火の玉と化している! 君じゃ相性が悪すぎる
俺が彼女を受け止める! 玉藻との約束を果たすには今しかない」
ゆきめ「先生!」
真・翠・蒼「ぬ~べ~!!」
ドッグォオーン - 122 :あと 3日と 17時間:2007/01/20(土) 03:41:41.20 ID:t4A58vKpO
- DOG OOOOON!
- 123 :あと 3日と 17時間:2007/01/20(土) 03:46:16.50 ID:vwUcNKNm0
- 水銀燈「どう?熱いでしょう?苦しいでしょう? あの子達も苦しいのよねぇ、あなたが焼かれてぇ」
ぬ~べ~「んっふっふっふぅ」
水銀燈「なんていい顔してやがる!?」
ぬ~べ~「残念、これは陽神の術で作ったもう一人の俺。木下君、彼女に陽神の術を教えたのは俺だ。
しかも俺の術は完璧。耐水、耐火性も抜群。真紅達が戦っている間、ひそかに練っていたのさ」
水銀燈「そんな、それじゃ私だけが燃えるの・・・? いや! いやああああ!!」 - 124 :あと 3日と 17時間:2007/01/20(土) 03:49:04.15 ID:WlhgiNG60
- 助ける気NEEEEEEwwwwwwwwwwww
- 125 :あと 3日と 17時間:2007/01/20(土) 03:51:24.17 ID:vwUcNKNm0
- ぬ~べ~「・・・と、お仕置きはコレまで。大丈夫、君は壊れない。
今日の水呼ぶ 何の水呼ぶ 降りて遊びや 楽しからんや・・・」
蒼星石「あれは・・・」
翠星石「ゲジマユ・・・」
真紅「大丈夫・・・ 今の彼なら・・・ 信じましょう」
水銀燈「・・・・・・」 - 126 :あと 3日と 17時間:2007/01/20(土) 03:52:44.27 ID:t4A58vKpO
- 鵺野さん、雛苺もどうか一つ
- 127 :あと 3日と 17時間:2007/01/20(土) 03:58:52.84 ID:vwUcNKNm0
- エピローグ
玉藻「で、結局彼女達は旅立ってしまったと言うわけですか、鵺野先生。
要するに教え子の病状の回復よりも人形を選んだわけですね」
ぬ~べ~「ばーか!そんな見え透いたアテツケ言ったって効きませんよーだ。
木下君だって、自分の病気のために人形とは言え他人が苦しむのは見たくない。
そもそも病気だってお前がもっと頑張れば・・・それが医者の仕事だろう?」
玉藻「これは手厳しい。ですが人形達のほうも、あのままでいいので?
黒い人形・・・蒼い子のローザミスティカを返したとは言えアリスゲームをやめるつもりはないんでしょう?」
ぬ~べ~「そんなすぐに女の子の性格が変わるわけ無いだろう?
教師ってのは忍耐強くないとやってられないんだぞ」
玉藻「それは医者も同じです」 - 128 :あと 3日と 16時間:2007/01/20(土) 04:06:58.70 ID:vwUcNKNm0
- ぬ~べ~「おー、いいねタマちゃん。そういう問答の返し、人間っぽくてグーよ!グー!」
玉藻「茶化さないで下さい。結局今回の件でも私はあなたから人間の愛と言うものを学びきれなかった」
ぬ~べ~「何言ってるんだ、玉藻。お前はもう十分、愛を理解しているよ」
玉藻「何を馬鹿な・・・」
ぬ~べ~「知らないとでも思っているのか? 俺という媒介を失って風前の灯だった蒼星石と翠星石に
殊勝にも霊力を供給してくれた足長おじさんが誰なのか?それもあの水銀燈とサシで渡り合えるほどの莫大な霊力を」
玉藻「・・・・・・」
ぬ~べ~「蒼星石の眼だってそうだ。元に戻す時に見たんだが・・・。医療器具とヒーリングも使ったんだろう
傷一つ無くキレイに交換されていた。最後まで翠星石にやってもらったと言い張っていたがね。それに、はたもんば・・・」
玉藻「・・・鵺野先生!」
ぬ~べ~「はいはい、イジメはよくありませんよね。ここまでにしときますか。
ま、今度頼み事がある時は、稲荷寿司じゃなくてせめて苺大福で頼むよ。じゃーねー! タマちゃん」
玉藻「・・・・・・・・・トリビァル」
ぬ~べ~の家にローゼンメイデンが送られてきたようです 完 - 131 :あと 3日と 16時間:2007/01/20(土) 04:13:36.42 ID:JKASiz4GO
- 乙
ぬ~べ~しか知らなかったけど面白かた
ローゼンっていうの見てみる - 134 :あと 3日と 16時間:2007/01/20(土) 04:36:57.96 ID:QjYsAdLl0
- GJ!そして乙!!
- 140 :あと 3日と 9時間:2007/01/20(土) 11:41:08.13 ID:nGAIkw360
- GJ!
ぬ~べ~とローゼン両方知ってるとかなり面白いwwww - 142 :あと 3日と 7時間:2007/01/20(土) 13:03:24.15 ID:tYMz/YFRO
- いま黄泉おわた 乙
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