SLPY

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1 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 21:29:57.78 ID:XoY+0i9E0
少年「お願いします! 蒼星石さん! どうか……ッ!」

蒼星石「ちょ、ちょっとやめてください! こんな道の真ん中で土下座だなんて!」

少年「いいえ! やめません! 蒼星石さんに私どものお願いを聞いていただけるまでは!」

蒼星石「こ、困るよ! こんなところを人にでも見られたら……」


2 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 21:31:28.19 ID:XoY+0i9E0
真紅「見たわよ」

少年「ッ!?」

蒼星石「し、真紅!? どうして君が!?」

真紅「どうしても何も、ここは私の下僕の家の真ん前なのだわ。何だか騒がしいと思って様子を見に来たら……」

蒼星石「う……、翠星石に会おうと思ってやって来たんだけどいきなり彼と出くわしてしまったんだよ」

真紅「彼……て、誰なのよ? この子は?」

少年「お、お初にお目にかかります。確か蒼星石さんの妹さんで真紅さんですね? お噂はかねがね……」


3 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 21:32:42.11 ID:XoY+0i9E0
真紅「あら? 随分と礼儀正しいじゃないの。私の好みのタイプだわ。それにしてもあなた、蒼星石とどういった関係で……」

少年「私は蒼星石さんとは……」

真紅「っ! わ、分かった!」

少年「へ?」

蒼星石「真紅?」

真紅「枯れた老人では物足りない蒼星石に、つまみ食いされて弄ばれたのね!」

少年「え? あ、いや……」


4 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 21:34:15.37 ID:XoY+0i9E0
真紅「戯れとは知りつつも欲望にはあらがえず、蒼星石と美少年の爛れた日々。
    しかし、その禁じられた遊びもついに白日の下にさらされ二人には決定的な別れが……!」

蒼星石「……」

少年「……」

真紅「けれども蒼星石を忘れられないあなたは『僕を捨てないで』と憐れみを乞うてゲザりながら至る現在! というわけね」

少年「あのぅ……」


5 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 21:35:38.51 ID:XoY+0i9E0
真紅「未練がましい男は嫌われるわよ。しかし、それを差し引いても蒼星石!
    ボーイッシュで清楚な感じを醸し出しながら、あなた、裏側ではこんないたいけな少年を食い物にしていたとは……!」

蒼星石「……」

真紅「汚らわしいのだわ! いやらしいのだわ! 信じられないのだわ!」

蒼星石「真紅」

真紅「何? この期に及んで言い逃れできるとでも!?」

蒼星石「君、昼ドラとかの見すぎ」

少年「私と蒼星石さんの関係は、真紅さんの仰られた内容とは全然違います」


6 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 21:37:35.14 ID:XoY+0i9E0
§5分後・ジュンの部屋

真紅「……というわけでお客様をお連れしたわ」

蒼星石「お邪魔します」

少年「すいません、私まで……」

ジュン「何が『というわけで』だ」

雛苺「ジュンと同じくらいの大きさの人なのね」

翠星石「似てるのは背丈だけですよ。この野郎は、こう見えて年だけは翠星石達に近いんですから」

真紅「あれ? 翠星石は知ってるの? この子のこと」


8 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 21:38:58.56 ID:XoY+0i9E0
少年「あ! 翠星石さん! お久しぶりです!」

翠星石「うるせぇです! 今さら翠星石に何の用ですか!」

少年「い、いえ……私どもの用件は蒼星石さん宛てで……」

翠星石「同じことですぅ! そもそも蒼星石を除名したのはそっちです!」

雛苺「うゆゆ? 何を怒っているのよ翠星石は?」

真紅「除名? 蒼星石を?」

ジュン「しかも見た目よりも長生きしてるってことはこの人、槐先生とかと同類?」


9 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 21:40:30.08 ID:XoY+0i9E0
少年「も、申し遅れました。私、『庭師連盟』の使いのものです」

真紅「庭師連盟!」

ジュン「なんだそりゃ? 知っているのか真紅?」

真紅「え、ええ、まあ一応は……」

蒼星石「その名の通り、夢の庭師達が所属する共同体だ」

雛苺「そんなのがあったのね」

ジュン「て言うか、そういう組織ができるぐらい夢庭師ってたくさんいたのか……」

蒼星石「まあね。勿論、構成員はほとんど人間あるいはそれに準ずる人達だけど」


10 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 21:42:09.42 ID:XoY+0i9E0
少年「蒼星石さんは人形でありながら名誉会員として庭師連盟に所属されていました」

ジュン「名誉会員て、スゴいじゃないか」

翠星石「な~にがスゴいもんですか! 名誉会員なんて肩書きだけです!
     そもそも蒼星石は庭師として筆記試験も実技も一般庭師の水準を遥かに超えるレベルの成績を修めたですのに
     『人形だから』という理由だけで普通の会員とは違う括りにされちゃったのです!」

真紅「ははあ、それを誤魔化すための『名誉会員』というワケね」

少年「そ、それは……」

翠星石「何かの間違いとは言わせねーですよ! その証拠に蒼星石以外の名誉会員はいなかったですぅ」

少年「……」


11 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 21:44:57.17 ID:XoY+0i9E0
蒼星石「ま、まあまあ翠星石。彼をいじめるのはやめなよ。この人が僕の処遇の全てを決めたわけでもない」

翠星石「甘すぎるですよ蒼星石! そもそも除名の件だって……」

蒼星石「それは僕が全面的に悪かったわけだし」

ジュン「何かやらかしたのか? 蒼星石は?」

蒼星石「マスター(結菱一葉)の願いに従って女の人の心の樹を切ろうとした。
     障害行為目的で精神の樹を傷つけるのは庭師連盟の規定への重大な違反なんだ」

真紅「そうだったの……」


12 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 21:46:31.62 ID:XoY+0i9E0
少年「で、ですから私どもも仕方なく蒼星石さんを除名……」

翠星石「このアホ! 蒼星石は実際には人間の心の樹を傷つけてはいないです!
     未遂ですよ、未遂! 除名は重すぎる処分です! 蒼星石を人形だからと嫌っている奴らの根回しですぅ!!」

少年「……」

蒼星石「未遂とはいえ違反は違反だ。除名処分に対して、僕は不服はない」

翠星石「嘘です! 庭師連盟に入れた時! 蒼星石はすっごく喜んでいたじゃないですか!
     『人形の僕でも人間と同じに認められた』って!」

蒼星石「……」


13 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 21:48:19.68 ID:XoY+0i9E0
ジュン「……なあ、真紅?」

真紅「何よ、ジュン?」

ジュン「水を差すようで悪いが、庭師連盟ってそんなに強力な組織なのか?」

真紅「まあね。nのフィールドにはいくつかの大きな力を持った集団(グループ)が存在するのだけど
    庭師連盟はそのトップ5には食い込んでくる」

雛苺「すごいの!」

真紅「いろいろと庭仕事の口利きや便宜も図ってくれるし、大概の施設は庭師連盟の会員というだけで
    割引優待料金で使える。会員専用誌なんてのも季刊で発行されていたわね」

ジュン「何か想像していたより俗っぽいな……nのフィールド」


14 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 21:49:53.09 ID:XoY+0i9E0
真紅「連盟に入会するには厳しい試験をいくつもパスしないといけない。
    蒼星石は人形としては初の会員になったと聞いていたけど……」

雛苺「おじいちゃんの件でクビになっちゃったのね」

蒼星石「あの時の僕とマスターは間違っていた。けれども、今のこの結果に僕は後悔していない。
     後ろ盾が無いからといって、庭師ができないわけでもない」

翠星石「……モグリ呼ばわりされることはあるですけどね」

雛苺「ブラックジャック先生みたいなのよ」


16 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 21:50:52.78 ID:XoY+0i9E0
ジュン「大体の経緯は分かったが、何で今になって庭師連盟の使いが除名処分を下した蒼星石にゲザってたんだ?」

少年「実は……」

蒼星石「僕に仕事を頼みたいそうなんだ」

翠星石「はぁ~~~ッッ!? 連盟様がどのツラさげて蒼星石に依頼を!?」

少年「か、返す言葉もございません。しかし……どうか、このとおり!」

翠星石「お前のようなガキの使いの土下座なんていくらされても無価値ですぅ!
     本当にお願いしたいという気持ちでいっぱいなら庭師連盟の盟主に焼き土下座でもさせろです!」

少年「うぅ……」

ジュン「ちょ、ちょっと落ち着け翠星石。蒼星石のことで腹に据えかねるのは分かるが」

翠星石「く……!」


17 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 21:52:06.62 ID:XoY+0i9E0
少年「た、確かに! 手前どもの勝手な振る舞いにはお怒りでしょう!
    しかし、この依頼を果たしていただけるなら蒼星石さんの庭師連盟への復帰も!」

蒼星石「……」

真紅「それは確かに約束できるの?」

少年「勿論です。盟主直々の言葉でもあります!」

蒼星石「どんな仕事かはまだ聞いてみなくちゃ分からないけど、それを僕に任せようと決めたのも……盟主かい?」

少年「はい! 盟主をはじめとする上層部の判断です」

蒼星石「そうか……」

翠星石「そ、蒼星石? まさか」


19 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 21:53:32.46 ID:XoY+0i9E0
蒼星石「盟主には随分と世話を焼いてもらった。連盟内には翠星石の言ったように
     人形の庭師を快く思っていない人達もいたけど、盟主は……優しい人だ」

少年「そ、蒼星石さん! では……!」

蒼星石「まだ依頼を受けると決めたわけじゃない。仕事内容が僕の手に余るようであれば断る。それと」

少年「?」

蒼星石「庭師連盟へ僕を復帰させなくていい」

少年「え? しかし」

蒼星石「言ったはずだよ。僕は今の状況に満足しているんだ」

少年「わ、分かりました」


20 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 21:54:05.75 ID:XoY+0i9E0
翠星石「うぐぐ……! 蒼星石はまったく大甘ですぅ! もっともっとS星石な面を押しだすべきですよ!」

真紅「でも、あなたは甘い蒼星石が好きなのでしょう?」

翠星石「そ、それは……そう……ですが」

雛苺「ヒナも甘い蒼星石は大好きなのよ! ジュンもよね?」

ジュン「うん? ま、そうだな」


22 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 21:55:24.85 ID:XoY+0i9E0
蒼星石「それじゃ、依頼の内容を聞こうか」

少年「『9秒前の白雪』です。庭師連盟の支配圏内の、とある農村に先日より断続的に降り始めました。
    農業及び林業はもちろんのこと、日常生活にまで深刻な被害が出ています」

蒼星石「9秒前の」

翠星石「白雪……!」

ジュン「て言うか、nのフィールド内に農村まであるのか」

真紅「nのフィールドは広大だわ」

ジュン「彼岸島といい勝負だな」


23 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 21:59:49.51 ID:XoY+0i9E0
蒼星石「9秒前の白雪は基本的には対抗しようがない偉大な自然現象だ。
     庭師連盟としても対処法は逃げの一手と決まっているはず」

少年「そうです。ですが今回の降雪、何者かが意図的に我らの農村のみをターゲットとして降らせている疑いがあります」

翠星石「……!?」

雛苺「ちょ、ちょっと待ってなの! そもそもヒナは9秒前の白雪が何のことだかサッパリなの! みんなは知ってるの?」

真紅「常識よ」

蒼星石「9秒前の白はその領域を広げたり移動させたりすることがある。その時の移行形態の一つが『9秒前の白雪』。
     見た目には雪だが、それに触れると体力だけでなく記憶も奪われるという」


25 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:01:41.29 ID:XoY+0i9E0
真紅「9秒前の白が雪状に変化したものだものね。体に良いってことはあまりないのだわ」

少年「はい。そのとおりです」

蒼星石「それも誰かが意図的に……か。もし仮にそうだとすればただ逃げただけじゃ、確かに何の解決にもならない」

少年「ええ。既に何名かの庭師が現地で調査および対策を練りましたが」

ジュン「成果が無い、と」

少年「……それどころか、消息不明となった者も」

翠星石「ッ!?」


26 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:04:18.81 ID:XoY+0i9E0
蒼星石「庭師連盟には優れた庭師も多いはず。彼らに出来なかったことが、この僕に出来るとは……」

翠星石「謙遜はよすです。蒼星石の庭師としてのレベルは最高位ですよ。それに、盟主とやらはきっと知っているのです。
     蒼星石には長期間、9秒前の白を漂っていた経験があることを」

少年「……はい。蒼星石さんなら9秒前の白について我々以上に豊富な体験を持っている……と」

蒼星石「……誰かに無理やり降らされているのなら対抗する方法はあるかもしれない」

少年「!?」

蒼星石「9秒前の白は、ああ見えて淋しがり屋だ。
     彼らを強制的に農村に降らせている『縛り』を解けば、元々のホームに戻るはず」

少年「それでは私どもの、この依頼を……」

蒼星石「受ける。ただし、解決の保証はしないよ」


27 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:05:11.89 ID:XoY+0i9E0
少年「あ、ありがとうございます! では早速、盟主に報告を……」

蒼星石「待って。まだ大事なことを聞いていない」

少年「え?」

蒼星石「9秒前の白雪を意図的に降らせている存在がいるとして、その心当たりは?」

少年「……恥ずかしながら」

蒼星石「やはり、多すぎて見当もつかない……か」


29 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:06:43.37 ID:XoY+0i9E0
ジュン「心当たりが多すぎる? どういうことだ」

真紅「さっきも言ったでしょ、nのフィールド内にはいくつか強力な集団がいる……と」

翠星石「表立って戦争するようなことはあまりないですけど
     こんな感じで、こちょこちょと嫌がらせをされたり、したりするんですぅよ」

雛苺「イジワルなの!」

ジュン「世知辛ぇな、nのフィールド」

少年「とは言え、9秒前の白雪を御するのは相当に高度な技術と思われますので
    下手人も庭師連盟に匹敵する強力な背景を持っているものかと」

ジュン「nのフィールドのトップ5ってことか? 庭師連盟の他にはどんな奴らが?」


30 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:08:32.24 ID:XoY+0i9E0
真紅「オズ教団、東果重工、ネクロポリタン美術館、渡し守の集い……最近の勢力図だとこんなところかしら、トップ5は」

雛苺「うゆゆ、聞いたことないような人達ばっかりなの」

翠星石「どうせ、そのうち足の引っ張り合いで自滅するような奴らですぅ。覚えてやる必要もないですよ」

蒼星石「それはともかく、僕は用意が整い次第、現地へ向かうけど、他に何か盟主からの伝言とかはないかい?」

少年「ありません。よろしくお願いします」

翠星石「要するに全部蒼星石一人に押し付けるってこってすね」

少年「……う」

蒼星石「気にはしないさ。僕も一人の方がやりやすいしね。さ、君も早く帰って盟主に報告した方がいいだろう?」

少年「わ、分かりました。では、失礼します」


31 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:09:55.76 ID:XoY+0i9E0


翠星石「やーっと憎たらしい小坊主めが帰ったですね! おらおら! チビ人間にチビ苺! 一緒に塩を撒くです! 塩を!」

雛苺「翠星石、いじわるさんなのよ」

ジュン「ちょっと嫌いすぎじゃないか? 僕も庭師連盟とやらは好きになれそうにないが、お使いの彼にも事情ってもんが」

蒼星石「翠星石は彼に少し私怨もあるからね」

真紅「私怨?」

翠星石「うぐ……」


33 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:10:53.95 ID:XoY+0i9E0
蒼星石「実は翠星石も庭師連盟の入会試験を僕と一緒に受けたんだけど面接で落とされたんだ。その時の面接官が……」

ジュン「さっきの彼?」

蒼星石「うん」

真紅「え? じゃあ、蒼星石が受けた処遇とか云々よりも自分が面接で落とされたのが気に食わないだけだったの?」

雛苺「器が小さすぎるの……」

ジュン「性悪人形の本領発揮しすぎだろ……」

翠星石「ち、ちげぇーです! この怒りは決して私事だけではないです!
     しかし! 奴の圧迫面接は翠星石のガラスのハートを無茶苦茶にしてくれたのですよ」

ジュン「へぇ。翠星石の防弾ガラスのハートを。そりゃスゴい」


34 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:11:35.91 ID:XoY+0i9E0
面接官「特技はスィドリームとありますが?」

翠星石「はい。スィドリームですぅ」

面接官「スィドリームとは何のことですか?」

翠星石「人工精霊です」

面接官「え、精霊?」

翠星石「はい。精霊です。夢の扉を開くことができるです」

面接官「それはあなたの特技じゃなくて、スィドリームさんの特技ですよね」

翠星石「でも、スィドリームは私専属の人工精霊ですぅよ」

面接官「いや、専属とかそういう問題じゃなくてですね……」

翠星石「如雨露に水も溜まるです」

面接官「ふざけないでください。それに人工精霊って何ですか。だいたい……」

翠星石「ホムンクルスとも言うです。ホムンクルスの作り方は……」

面接官「聞いてません。もう帰ってください」

翠星石「あれあれ? 怒らせていいんですか? 開くですよ、夢の扉を」

面接官「いいですよ。好きにしてください。それで満足したら帰ってください」

翠星石「運がよかったですね。スィドリームは里帰り中ですぅ」

面接官「お前も里に帰れよ」


36 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:13:19.23 ID:XoY+0i9E0


翠星石「あの折かかされた恥は忘れたくとも忘れられんですぅ……!」

真紅「さっきの彼の温厚で真摯な態度を見ていると、その面接官と同一人物とは信じられないわね」

翠星石「いーんや! 間違いなく奴ですぅ! あの翠星石を小馬鹿にした目!
     あの後、一週間ぐらい夢でうなされたんですよ!」

蒼星石「……」

ジュン「ぶっちゃけ、僕が面接官でも同じ対応になりそうだ」

雛苺「翠星石は困ったちゃんなの」


37 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:14:17.26 ID:XoY+0i9E0
蒼星石「それじゃ、ま、そういうことだから僕は近いうちに件の農村に行こうと思う」

翠星石「まさか本当に一人で行くつもりですか!?」

蒼星石「そうだけど」

翠星石「アホーッ! どうして翠星石達を頼りにしようとは考えないのです!」

ジュン「だって、特技『スィドリーム』だし」

翠星石「チビ人間は黙ってろですぅ!」

蒼星石「いや、翠星石達を頼りにしてないわけじゃないけど、これは僕の問題だ」


39 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:15:36.77 ID:XoY+0i9E0
真紅「水臭いわね。庭師連盟に入っていたのは遠巻きには私達の身を案じてのことでもあるのでしょう?」

雛苺「うゅ?」

翠星石「? どういうことですぅ?」

蒼星石「真紅には勘付かれていたか……」

ジュン「何で蒼星石が庭師連盟に入っていたら、真紅達の為にもなるんだ? 家族割のサービスでもあるのか?」

真紅「いえ、そういうわけじゃないのだわ。
    さっき言いあげた、nのフィールドのトップ陣はローゼンメイデンを敵対視しているグループがほとんど」

ジュン「そうなの?」


40 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:17:54.02 ID:XoY+0i9E0
真紅「オズ教団は教義として生きた人形というものを認めていない。
    ネクロポリタン美術館は薔薇乙女をショーケースの中に飾りたがっている。
    東果重工は変態企業だから、私達をバラして仕組みを探りたい。
    渡し守の集いはそもそも何を考えているのか分からない……こんなとこね」

翠星石「フン、どいつもこいつもお父様の足元にも及ばぬ技術屋モドキですぅ。まだ、槐の騙し打ちの方が
     正正堂堂と感じられて気持ちがいいくらいです。シコシコと陰で徒党を組んでいるだけに余計にタチが悪いですよ」

真紅「その中では、庭師連盟はまだ人形に対する風当たりが柔らかかった」

ジュン「だからって、どうして蒼星石が庭師連盟に?」

真紅「彼らに匹敵する組織の後ろ盾が取り敢えずの形でもついていれば、彼らは私達に手を出しづらくなる。
    一応の気休め以上にはなるわね」

翠星石「そ、そんなことを考えていたのですか? 蒼星石?」

蒼星石「大した効果は無かったけどね。下手の考え休むに似たりとはよく言ったものだ」


41 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:20:13.79 ID:XoY+0i9E0
雛苺「むぅ~、蒼星石は一人で考え込みすぎなの! 蒼星石はローゼンメイデンの真ん中なんだから
    もっともっとお姉ちゃんと妹みんなとお話しなくちゃ、メッなのよ!」

蒼星石「フフ、耳が痛いよ。これからはそうする。だから庭師連盟への復帰も断った。
     けど、盟主に世話になったのも事実だし、僕が連盟を笠に着ていたのも事実だ」

翠星石「だから今回はそれの義理立ても兼ねて、ですか? 本当にもう蒼星石は……あれこれと深く考え過ぎですぅ」

蒼星石「かもね。困っている人を助けるのに、理由なんて本当は要らないのに」

真紅「そのとおり。だから私達もあなたと共に行く」

蒼星石「……」

ジュン「お前を一人にすると余計なことを考えさせちゃうからな」

雛苺「ヒナもお手伝いするの!」

翠星石「断るとは言わせないですぅよ」

蒼星石「……ありがとう、みんな」


42 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:22:12.12 ID:XoY+0i9E0
蒼星石「なら、今のうちに話しておきたいことがある。本当はまだ僕の心の中だけに秘めておこうと思っていたけど
     それが君達に逆に心配をかけることになるみたいだから……」

ジュン「?」

蒼星石「水銀燈はネクロポリタン美術館と、雪華綺晶は渡し守の集いと連絡を取り合っている形跡がある」

翠星石「なんですとー!?」

蒼星石「彼女達には彼女達の思惑が当然あるのだろうけど……」

真紅「それが事実とすれば確かに気がかりね。しかし」

蒼星石「真紅?」

真紅「私達は誇りある薔薇乙女。外部に助力を求めるよりも内部に語りかけた方が賢い判断だと思うのだけど」

ジュン「……アリスゲーム絡みでそれは難しいだろ」

蒼星石「確かに。だけど、そう考えることができるのも真紅の強さだ」

雛苺「遠くのお巡りさんより近くのヤクザなの!」

ジュン「それはちょっと違うと思うぞ」


43 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:25:14.30 ID:XoY+0i9E0
§数日後・nのフィールド・庭師連盟勢力圏内・農村

蒼星石「これは……また……」

翠星石「随分と一面の銀世界というですか……」

ジュン「会津若松駅のライブビデオ5割り増しというか……」

真紅「かなりひどい状況なのだわ」

雛苺「お家が雪でつぶれちゃってるのよ」

蒼星石「予め人工精霊のパワーを全開にして耐雪領域を展開していなかったら、僕達ですらひとたまりもない」

真紅「ホーリエ達の負担も相当だし、長居はできそうにないわね」

翠星石「よし、諦めて帰るですぅ」

ジュン「おいおい……」


44 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:26:53.08 ID:XoY+0i9E0
ジュン「それにしても人っ子一人見当たらない。みんな避難したってことか?」

蒼星石「だろうね」

ジュン「nのフィールド内で生活している人ってのに興味あったんだけどな。槐先生みたいなのがうじゃうじゃいるのかと」

真紅「基本的にはそのような理解でいいのだわ。大体は幽霊みたいなものだけど
    中には肉体を備えて現実世界とnのフィールドの二重生活を送っている者もいる」

ジュン「リアルセカンドライフみたいなものか? なんだか楽しそうだな。
     ここだって雪さえなけりゃ、のどかな農村なんだろうし。昭和どころか大正っぽい香りがしてるけど」

蒼星石「基本的にnのフィールド内は『思い出』で構築されているからね」

雛苺「懐かしい感じがするのはトーゼンなのよ」

蒼星石「だからこそ、ここを今の白い地獄から救ってあげたい。もう少し、村の中心部まで探ってみよう。いいよね? 翠星石」

翠星石「も、もちろんですよ」


46 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:28:04.68 ID:XoY+0i9E0


蒼星石「村の中心部には広場……か」

雛苺「ここも雪で建物が壊れちゃってるの」

真紅「櫓が組まれていたようね」

翠星石「潰れていなければ、登って村全体が見渡せたですのに」

蒼星石「ふむ……」

ジュン「うん? 何か拾ったのか? 蒼星石?」


48 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:30:29.96 ID:XoY+0i9E0
蒼星石「……庭師連盟の読みは半分当たっていたようだ」

雛苺「半分?」

翠星石「この大雪が人為的な仕業だということですか?」

蒼星石「ああ。この村を狙って降雪させているのなら、村の中心部に何か小細工を仕掛けているのが道理」

真紅「それはそうよね」

蒼星石「そして櫓の残骸にまぎれてコレがあった。地面に埋められていたのが、櫓の倒壊の衝撃で掘り出されたらしい」

ジュン「竹で作られた水筒? 流石は大正浪漫な農村だ」

蒼星石「いや、これは水筒じゃない。蟲籠だ」

ジュン「むしかご?」


50 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:33:00.03 ID:XoY+0i9E0
翠星石「ひょっとして、その中には……ッ!?」

蒼星石「酷いことをする。この中には『9秒前の種雪』が封印されている。
     『白雪』達はこの中身を取り返そうとして、ここに降ってきているんだ」

ジュン「種雪って?」

真紅「9秒前の白の赤ちゃんみたいなものよ」

蒼星石「つまり、赤子を囮にして……9秒前の白に村を襲わせたんだ。ナウシカの映画でペジテが王蟲を使って、そうしたように」

ジュン「!」

雛苺「!」

翠星石「ゆ、許せないですよ!」


51 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:36:11.62 ID:XoY+0i9E0
雛苺「は、早く赤ちゃんをその竹筒から出してあげなくちゃなの!」

蒼星石「もちろんだ。しかし……」

翠星石「これはただの蟲籠じゃないですよ。罠としていくつもの呪いが掛けられているみたいです」

蒼星石「慎重に一つずつ呪いを解いていかなくちゃ、僕達も中の種雪もどんな害を被るか分からない。
     下手するといきなり『*いしのなかにいる*』なんてこともありえる」

真紅「消息不明となった庭師さん達はもしかして……?」

蒼星石「ああ。知ってか知らずか、これの呪いに接触してしまったのかも」


52 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:37:30.41 ID:XoY+0i9E0
ジュン「だ、大丈夫なのか蒼星石?」

翠星石「寝言は寝て待てですチビ人間! 蒼星石の腕を信じられないのですか!?」

ジュン「いや、信じていないわけでは」

蒼星石「少し時間はかかるかもしれないが落ち着いてやれば大丈夫。蟲籠をこの場所から遠くまで運ぶのも危険だし……
     とは言え、レンピカ達の体力を考えるとのんびりもしてられない。集中したいから少し離れていてくれるかな? みんな」

真紅「ええ、分かったわ」

雛苺「蒼星石のジャマしちゃメッなのよ翠星石」

翠星石「な、なんで翠星石にクギを刺すですかチビ苺」


53 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:40:24.59 ID:XoY+0i9E0
蒼星石「……」



真紅「蒼星石が呪いの解除作業に入ったようね」

翠星石「ここで静かに見守ることしかできないとは歯がゆいですぅ」

ジュン「でも、僕達が手伝うと逆に足を引っ張るだろ?」

雛苺「そうなのよ」

翠星石「けど、ここまでノコノコついて来て、翠星石達は何の役にも立たないなんて……ッ!」

真紅「結果的にはそうでしょうけど、私達が蒼星石の近くにいてあげるだけで彼女は慎重になる」

雛苺「うゅ?」

真紅「私達が傍にいれば蒼星石も無茶はできないってこと。
    彼女一人だけだと自分の身を顧みずに蟲籠の呪いを強引に解除しかねない」

ジュン「やれやれ、真面目すぎて危ない奴なんだよな蒼星石は」


55 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:41:32.25 ID:XoY+0i9E0
翠星石「ところで、これが人為的な仕業なのは確定的ですが、犯人はどこのどいつなんですかね?
     蒼星石は何だか目星がついているみたいですが……」

真紅「呪いが得意なのはオズ教団や渡し守の集いだけど」

雛苺「どっちにしろ許せないの! こんなのヒドすぎるのよ!」

翠星石「まったくです! ハラワタ煮えくり返るとはこのことです!」

ジュン「ハラワタあったんだ翠星石」


56 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:43:22.31 ID:XoY+0i9E0
蒼星石「終わったよ」

翠星石「え!? も、もうですか!?」

真紅「ちょっと早すぎない? ウルトラマンでも、まだ体が温まってないわよ」

蒼星石「思ったよりもチャチな呪いだった」

ジュン「蒼星石が凄腕なだけじゃ……」

雛苺「流石なのね」

翠星石「それで、種雪ちゃんは無事だったですか?」

蒼星石「うん。少し衰弱していたけど、なんとか空に昇って行った。
     じきに『9秒前の白雪』も一緒に元の領域に引き上げるだろう。少なくともこれ以上、降雪被害が広がることは無い」

ジュン「良かった……」


57 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:45:36.58 ID:XoY+0i9E0
§さらに数日後・ジュンの部屋

少年「ありがとうございました蒼星石さん! こんなに手早く処理して頂けるとは! 私、感動しています!」

蒼星石「運が良かっただけさ」

少年「いえいえ。蒼星石さんが記録してくれた蟲籠の呪い解除法も庭師連盟全員に浸透させましたので、今後も安心です!」

翠星石「そうですよ! 全部、蒼星石のお陰なんですからね! もっと感動しろです! 感謝しろです! 崇めろですぅ!
     偉業を称えて蒼星石の石像を庭師連盟本部に建立しろです!」

ジュン「落ち着け翠星石」


58 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:48:24.03 ID:XoY+0i9E0
真紅「それで下手人の見当はついたの?」

少年「確証はまだ得られていませんが、呪いという観点からオズ教団か渡し守の集いが怪しいと上層部はにらんでいるようです」

雛苺「犯人にお仕置きするならヒナも手伝うのよ!」

蒼星石「……消息不明になった庭師達は?」

少年「見つかっておりません。生還は絶望的かと」

ジュン「……」

蒼星石「いなくなった庭師の名前を教えてくれないか?」

少年「す、すいませんが、それは」

蒼星石「開示できない……か、それじゃせめて人数だけでも」

少年「4名です」

蒼星石「4人も犠牲になったのか」

翠星石「そ、蒼星石が心を痛めるこたねぇーです! 
     最初っから盟主が焼き土下座かまして蒼星石にお願いしていればよかったんですから!」


59 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:50:16.45 ID:XoY+0i9E0
少年「ええと、その盟主から蒼星石さん宛てに伝言です。
    『ありがとう。そして、すまなかった。できれば一度会いたい、庭師ではなく友人として』」

蒼星石「『承った』と僕の返事を帰って伝えてくれるかい?」

少年「はい! 喜んで!」


60 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:52:35.12 ID:XoY+0i9E0


翠星石「やーっと憎たらしい小坊主めが帰ったですね! おらおら! チビ人間にチビ苺! 一緒に塩を撒くです! 塩を!」

雛苺「翠星石、いじわるさんなのよ」

ジュン「もういい加減許してやれよ」

蒼星石「……」

真紅「難しい顔してどうしたの蒼星石? また何か悪いこと考えているんじゃ……」

蒼星石「疑いだすとキリが無いのは分かっているんだけどね」

翠星石「? 盟主に会うのがメンドクセーなら、あんな約束ブッチしちまえです。どうせ社交辞令なんですから」

蒼星石「そういうことじゃない。今回の事件、庭師連盟の自作自演の可能性がある。
     蟲籠があっさり見つかったのもそうだし、呪いがすぐ外せたのも……」

翠星石「ッッ!?」

ジュン「はぁ!?」

真紅「そんな、まさか!」


61 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:54:57.29 ID:XoY+0i9E0
蒼星石「お使いの彼は本当に何も知らされていないようだから、組織ぐるみというよりは上層部の企みだろうが……」

雛苺「な、なんで庭師連盟が自分の味方の村をいじめちゃうの!?」

蒼星石「分からない。他のグループの仕業に仕立てあげて、言いがかりをふっかける気なのかもしれない」

ジュン「ひどいな……、そんなことの為に村一つを?」

蒼星石「もちろん本気じゃないさ。だから呪いもチャチだった。
     オズ教団あたりが仕掛けていたとしたら、もっと強力な呪いのはず」

真紅「まさか、蒼星石に依頼したのも?」

蒼星石「身内で処理するよりも、僕に処理させた方が、よそから怪しまれないと考えたのかもね」


62 :以下、名無しにかわります:2011/12/01(木) 22:58:03.14 ID:XoY+0i9E0
翠星石「ぐぎぎ! それが本当だとしたら腹黒いにもほどがあるですよ!
     大体、庭師連盟の規定はどーしたです? 規定は! 盟主は優しいんじゃなかったのですか!? 蒼星石!」

蒼星石「ああ、盟主の人柄からは考えられない所業だ。けど」

雛苺「けど?」

蒼星石「4名の庭師が消息を断ったと言っていた。その事実関係を調べてみようと思う。もし、そこに少しでも嘘があれば……」

翠星石「……」

蒼星石「友人としてではなく庭師として彼に会うことになる」



蒼星石の困惑と庭師の品格 『終』



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2011/12/02 10:46:42 コメント12 ユーザータグ ローゼンメイデン

コメント

※76031 :No name:2011/12/02 11:11:59
雪華綺晶の悪戯がここしばらくないと思ってたら、なんだかまたきな臭くなってきたな。
あと個人的にこういう勢力抗争みたいなやつにはワクワクさせられる
※76032 :No name:2011/12/02 11:23:45
最後はデッドマンズQか
あれの続き気になったなあ
※76033 :No name:2011/12/02 11:38:56
この作者(?)の作品で、こんな明確に「つづく」ってなったの初めてじゃね?
ジュン「彼岸島といい勝負だな」
にはワロタ
※76047 :No name:2011/12/02 19:35:27
オズ教団はランディとかブラックモアって名前の人がいそうだな そして東果重工の社長の名前は雷電だな
渡し守の集いの元ネタって何かな?
※76048 :No name:2011/12/02 20:51:52
このSSで地元の名前が出るとかビビったわ。

しかし、イオナズンネタ懐かしいなw
今回は色々と伏線が広がって、次回が楽しくなるよ。
※76051 :No name:2011/12/02 21:35:38
蒼星石の思慮深さと特技はスィドリームのおかげで仕事OKするまで長かったなー
おいこのペースで終われるかと思ったら
仕事が案外と早くに済んで終われるかと思ったら
また蒼の思慮深さが…開くですよ「つづき」の扉を
※76072 :No name:2011/12/03 13:56:57
珍しく締め方だな
設定も新たに広がってまた面白くなってきた
※76088 :No name:2011/12/03 17:49:23
「世界」が、広がっているッッ?!
※76114 :No name:2011/12/04 01:47:19
東果重工wやばそうな組織だ
※76163 :No name:2011/12/05 10:12:39
クイックブーストとプライマルアーマーを搭載した薔薇乙女とか胸熱
※76241 :No name:2011/12/06 23:55:00
*いしのなかにいる*の元ネタぐぐったらワロタwwwww
一体作者さんは何歳くらいなんだろう
※76460 :No name:2011/12/12 18:23:17
姉妹愛って美しい。

>お前も里に帰れよ
里に帰れずお父様にも会えないからこんな娘に…

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